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「三途の川アウトレットパーク」が「世にも奇妙な物語」でドラマ化、主演は加藤シゲアキ

2021年06月02日 06:10  コミックナタリー

コミックナタリー

「三途の川アウトレットパーク」より。
寺田浩晃「三途の川アウトレットパーク」が、6月26日にフジテレビでオンエアされる「世にも奇妙な物語’21夏の特別編」にてドラマ化。主演を加藤シゲアキが務める。

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「三途の川アウトレットパーク」はサンデーうぇぶりに掲載された作品。死者が前世で貯めた徳を使い、来世用に買い物が出来るショッピングモール“三途の川アウトレットパーク”を舞台に、あることで命を落としてしまった主人公・木村孝の姿が描かれる。

加藤は、目つきが悪いことから、たびたびトラブルに巻き込まれ、決して明るい人生は歩んでこなかった主人公・木村を担当。また孝が仕事先の病院で出会う入院患者・大原芽生役を島崎遥香が演じる。

■ 加藤シゲアキコメント
□ 今回の話がきた時の感想
とてもうれしかったです。「世にも奇妙な物語」は、毎回見ていてずっとファンだったので自分がその作品に参加できるのは、夢が一つかなったような気持ちです。学生の頃からも見ていましたし、最近の作品も欠かさず見ていました。

□ 台本を読んでの感想
「世にも奇妙な物語」はいろいろな話があるので、“どのパターンかな?”と思って読んでいたのですが、“まさに、世にも奇妙!“というか、ちょっとユーモアもありながら、短いミステリーであり、衝撃の事実がどんどん明らかになっていくところがすごく面白かったです。設定も、死後の世界にアウトレットパークがあるというちょっと変わってはいるのですが、そこで描かれている話がすごく現実的で、人間味あふれる物語なので、読み終わった後は不思議な感覚でした。

□ 実際に演じた感想
(木村という人物は)かわいそうな人だなあと思っていて、すごく共感しながら、そして演じていて悲しい気持ちになるのが新鮮でした。

□ 視聴者のへのメッセージ
今回は全体的に死のテーマがあるということを伺ったのですが、決してそれを怖い形で描いているものばかりではなくて。特に、死んだ先にもメッセージがある、死んでからも生き様が問われるというこの作品は、決して爽快な話ではないけれど、見終わった時にじわっと広がる人の思いや温度のようなものがあるので、それを是非、見て、感じていただけたらと思います。死んだ後のことを見て、生きていることを感じさせてくれる興味深い話だと思います。

■ 編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント
原作を読み、「前世の“徳”を所持金として、来世に持っていく才能や能力を買うことができるショッピングモール」という設定に魅力を感じ、「世にも奇妙な物語」の一篇(いっぺん)として提案しました。物語には意外な結末が待っているのですが見終わった後に、今生きているこの人生が数多くの自分が知らないつながりで結びついているかのような、不思議な気持ちになる一篇だと思います。
主演の加藤シゲアキさんとお会いしてお話させていただいた時、ふと芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。“因果応報の流れの中で運命にあらがおうとする人間の思いの力”というものが、この木村孝という主人公の一番の魅力になる気がしています。“三途の川”という宗教的モチーフと、“アウトレットパーク”という近代的な舞台の奇妙なかけ合わせから起こる“奇妙”ならではのヒューマン・ファンタジーを、是非お楽しみに!

■ 土曜プレミアム「世にも奇妙な物語‘21夏の特別編」
放送日時:2021年6月26日(土)21:00~23:10
ストーリーテラー:タモリ

□ 「三途の川アウトレットパーク」
□ スタッフ
原作:寺田浩晃『三途の川アウトレットパーク』(小学館『サンデーうぇぶり』掲載)
脚本:安江渡
演出:植田泰史
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:中村亮太、関本純一
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ

□ キャスト
加藤シゲアキ、島崎遥香、潤浩、芋生悠 ほか