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筒井哲也「ノイズ」実写映画化!藤原竜也と松山ケンイチが殺人の共犯者に

2021年06月02日 05:08  コミックナタリー

コミックナタリー

左から藤原竜也扮する泉圭太、松山ケンイチ扮する田辺純。(c)筒井哲也/集英社 (c)2022映画「ノイズ」製作委員会
「予告犯」「マンホール」の筒井哲也による「ノイズ【noise】」の実写映画化が決定した。藤原竜也と松山ケンイチがW主演を務め、「ノイズ」のタイトルで2022年に公開される。

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映画「ノイズ」は絶海にぽつりと浮かぶ孤島・猪狩島を舞台に描かれるサスペンス。過疎化に苦しむ猪狩島だったが、島の青年・泉圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価され、島には復活に向けての希望の兆しが見えていた。そんな中、猪狩島を訪れた小御坂睦雄という男の奇妙な言動に違和感を覚えた圭太と彼の幼なじみ・田辺純、新米警察官の守屋真一郎は、彼を追い詰めていくが、誤って小御坂を殺してしまう。島や家族の未来を守るため殺人を隠蔽することを決意した3人だが、元受刑者でサイコキラーであった小御坂の足取りを追って、県警が大挙して押しかけてきて……。原作はグランドジャンプ(集英社)で連載され、単行本は全3巻が刊行された。

映画では藤原が圭太役、松山ケンイチが純役を担当し、監督を廣木隆一が務める。撮影は2020年10月から11月にかけて、愛知県の全面協力を得て知多半島にて行われた。

藤原は作品について「『ノイズ』は、物語の序盤で起こる想定外の出来事を〈隠し通せるか〉という自分にとっても挑戦的な、新しいサスペンスです。揺れ動く人間の複雑な感情、未だ観たことのない独特な世界観を体感できる映画になっていると思いますので、ぜひご期待ください」と語り、松山は藤原との共演を「竜也さんとの共演は久しぶりですが、改めて演技の暴力に打ちのめされました。これがあるので竜也さんとの共演は楽しくて仕方がありません」と回想。なお筒井は「原作よりも一層尖ったサスペンスフルな展開になるとのことですので、すでに原作をお読みの皆様も一味違った劇場版『ノイズ』の世界を、是非お楽しみにしていただきたいと思います」とコメントした。

■ 筒井哲也コメント
この度は「ノイズ」の映像化を企画していただき、ありがとうございました。
原作者としても藤原竜也さんに、松山ケンイチさんと、いずれも素晴らしい豪華キャストの皆様が原作のキャラクター達をどのように演じていただけるのか、本当に楽しみで今から公開を待ち侘びております。
また原作よりも一層尖ったサスペンスフルな展開になるとのことですので、すでに原作をお読みの皆様も一味違った劇場版「ノイズ」の世界を、是非お楽しみにしていただきたいと思います。

■ 藤原竜也(泉圭太役)コメント
松ケンと作品で共演するのは本当に久しぶり。芝居に関しても、仕事への姿勢を見ていても、とても頼りがいのある役者になっていて、撮影中は僕自身が救われました。劇中では幼なじみの設定ですが、実際にも長年の付き合いがあるからこそ出せる独特な空気感を良い形に観せられたら良いですね。
廣木監督や廣木組のスタッフは一流の“職人”の様な方々で、もっと早く出会いたかったと感じられるほど、とても良い刺激を頂きました。コロナ禍の大変な時期ではありましたが、廣木組と出会い共に過ごした約1ヶ月間は、僕の財産になったと感じています。
「ノイズ」は、物語の序盤で起こる想定外の出来事を〈隠し通せるか〉という自分にとっても挑戦的な、新しいサスペンスです。揺れ動く人間の複雑な感情、未だ観たことのない独特な世界観を体感できる映画になっていると思いますので、ぜひご期待ください。

■ 松山ケンイチ(田辺純役)コメント
竜也さんとの共演は久しぶりですが、改めて演技の暴力に打ちのめされました。これがあるので竜也さんとの共演は楽しくて仕方がありません。知多半島ロケで沢山の方々に出会い、お世話になりました。
作品は人との出会いで後戻りできなくなった人達の話です。
どうぞお楽しみに。

■ 廣木隆一監督コメント
監督をするのが初と言ってもいいサスペンスな作品を新鮮な原作と強力なキャスト、スタッフで実現できて嬉しいです。
日本特有の美しい風景も楽しめて、広く海外の方にも見て欲しい作品になったと思っています。
また、今回初めて組ませてもらった藤原竜也さんと松山ケンイチさんの演技はヒリヒリするものが感じられて映画に深みをもたらしてくれたと思います。

■ 北島直明(企画・プロデューサー)コメント
『ノイズ』というタイトルに惹かれ、この漫画を読んだ時に、“たった一人の人間の悪意(ノイズ)”がジワジワと拡がっていき、平和に暮らす人々の心の奥底に隠している悪意が呼び起こされ、歯車が狂っていくサスペンスフルな展開にゾクゾクしたことを未だに憶えています。
この傑作を緊張感溢れる映画として成立させる為には、最高のスタッフ・キャストが必要だと思い、“人間の生々しい感情”を手練手管の演出で魅せる廣木隆一監督にオファーさせて頂きました。
そして、『藁の楯』『22年目の告白-私が殺人犯です-』でご一緒した藤原竜也さんには、絶対的な信頼があり、本作の主演を引き受けて頂きました。更に、もう一人の主演として、ずっとご一緒したかった、圧倒的な芝居力を持つ松山ケンイチさんにオファーをさせて頂きました。
奇しくも、『デスノート』で対峙していた2人が、今度は殺人の共犯者となり死体を隠す、という事になりましたが、『デスノート』から15年経ち、着実にキャリアを積まれた、藤原さん、松山さんの共演は、とんでもないエネルギーを生み出し、緊張感、緊迫感溢れるサスペンス映画を完成させる事が出来ました。
この2人の悪魔的芝居、絶対に見る価値アリです!

■ 映画「ノイズ」
□ スタッフ
原作:筒井哲也「ノイズ【noise】」(集英社 ヤングジャンプ コミックス GJ 刊)
監督:廣木隆一
脚本:片岡翔
音楽:大友良英
企画・プロデューサー:北島直明
製作・企画:日本テレビ放送網
制作:クレデウス
配給:ワーナー・ブラザース映画

□ キャスト
泉圭太:藤原竜也
田辺純:松山ケンイチ