横浜ゴムは6月3~6日にドイツ、ニュルブルクリンクで開催される『第49回ADACトタル・24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)』に参戦する4チーム計7台にADVANレーシングタイヤを供給すると発表した。
同社は昨シーズン、BMWの強豪カスタマーチームであるワーケンホルスト・モータースポーツとパートナーシップを結び、レーシングタイヤの供給などを通じてチームをサポートした。
両者の関係は今季も継続され、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズとニュルブルクリンク24時間レースの最高峰カテゴリーであるSP9クラスに参戦するワーケンホルストが走らせる3台のBMW M6 GT3を含めた計4台がヨコハマタイヤを履くことになる。横浜ゴムから供給されるタイヤは『ADVAN A005(ドライ用)』と『ADVAN A006(ウエット用)』だ。
ワーケンホルストのBMW M6 GT3をドライブするのは、2020年シーズンのNLSニュルブルクリンク耐久シリーズでタイトルを獲得したデイビッド・ピタードや、元BMWワークスドライバーでWTCC世界ツーリングカー選手権や日本のスーパーGTでも活躍したヨルグ・ミューラーなど計11名。
このほかSP10クラスでは、5月に行われた予選レースでクラス優勝を飾ったBMW M4 GT4をドライブした、ランス・ボチェッリ/デイビッド・ティレニウス/チャーリー・ポスティンのトリオにキャメロン・エバンスが加わる予定だ。
ワーケンホルスト以外ではATクラスを戦うフライ&ヘルプ(13号車ダッジ・バイパーCC GT3)、SP4クラスのMRCレースワールド(BMW 325i e90)がヨコハマタイヤを履く。また、日本では“マンタ先輩”の愛称で知られ、高い人気を誇る125号車オペル・マンタ(オラフ・ベックマン/SP3クラス)もヨコハマユーザーの1台となる。