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寿美菜子、「スフィアの4colors LABO」1周年記念生配信を振り返る!イギリスでも感じた“ファンとの一体感”【寿美菜子のAnother Wonderland in the UK 第14回】

2021年06月01日 18:52  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

寿美菜子、「スフィアの4colors LABO」1周年記念生配信を振り返る!イギリスでも感じた“ファンとの一体感”【寿美菜子のAnother Wonderland in the UK 第14回】
現在イギリスで生活中の声優・寿美菜子さんが、イギリスでどんな日常を送っているのか、寿さんの言葉でリアルに伝えていくインタビュー連載「寿美菜子のAnother Wonderland in the UK」。

前回は、イースターをホストファミリーやその親戚と過ごしたエピソードや、ロックダウンの規制緩和によって今後やりたいこと、さらにはこの4月で1周年を迎えたYouTubeチャンネル『寿美菜子の~マジ寿!~』の想いなどを伺いました。

第14回となる今回も、寿さんが撮った写真とともに先月のイギリス生活を振り返ります。5月から、ついにイギリスのミュージアムやシアターがオープンになるということで、ウキウキの寿さん。宿泊も可能となり、さっそくホリデーを満喫したお写真や、つい先日行ったばかりの『スフィアの4 colors LABO』の生配信の感想など、たっぷりとお聞きました。
[取材・文=米田果織]

■『スフィアの4 colors LABO』生配信を振り返る!イギリスでも感じた“ファンとの一体感”

――ブログでも拝見しましたが、前髪のある寿さんはやはり新鮮です。本当に似合っていますね!

寿:ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです。10年ぶりに前髪を作ったので、私自身、すごくドキドキしていたのですが、美容師さんが良い感じに仕上げてくださいました。とても気に入っています。
しばらくは“前髪あり”の寿美菜子をお楽しみください(笑)。

――SNSやYouTubeのコメントを見てみると、ファンの方からも好評ですね! 周りのご友人や、スフィアの皆さんの反応はいかがでしたか?

寿:スフィアのみんなには、切ったことを秘密にしていたんです。ちょうど切った次の日に『スフィアの4 colors LABO』の収録があって、時間になったらオンラインツールで参加するのですが「1人ずつ反応してもらうのも…」と思い極力ギリギリに入りました(笑)。

みんなすぐに「おー!前髪―!」と驚いた後に「めっちゃ良いじゃん!」と言ってくれたので嬉しかったです。


――そんな気分転換も楽しんだ4月。イギリスの状況はどのようになってきていますか?

寿:前回のインタビューで、「4月は屋外のカフェがオープンするので楽しみ」と話したのですが、同じ世帯であれば、宿泊が可能になったんです!
さらに5月からは、屋内のレストランやカフェ、ミュージアム、シアターがオープンするので、とってもワクワクしています。今日、このインタビューが終わったら、さっそくナチュラルヒストリーミュージアムに行ってきます。

――5月の話にはなりますが、先日『スフィアの4 colors LABO』の生配信もありました。改めて感想を聞かせてください。

寿:めちゃくちゃ楽しかったです! スフィアのみんなとも話していたのですが、こうやって4人一緒に何かをするのが久しぶりだったので「異様なテンションだった」と(笑)。3人はその場にいて雰囲気を感じていたのですが、イギリスにいる私にもそれが伝わってくるって、すごいことですよね。

終わった後は充実感たっぷりでした。皆さんが見てくれて、コメントをしてくれたおかげです。ライブ感があって、私たちとファンの皆さんがより繋がっている感じがしました。


――私もリアルタイムで見ていて、ライブ感を感じました。スフィアとファンとの一体感が素晴らしかったです。

寿:スフィアのライブの良いところは、お客さんとの一体感だと思っています。今回の生配信にもそれがあって、すごく心地良かったです。

――『スフィアの4 colors LABO』で今後やってみたいことはありますか?

寿:先日、「せっかく『LABO』と名付けているんだから、実験的にもっとやってみたいね」と4人で話していました。その時に思いついたのが、各々が自分にまつわるクイズを持ち寄る「個人的クイズ」。

『Pl@net Sphere』(※スフィアのWEBラジオ番組)の中で、ファンの方のお便りをもとに作成されたクイズにスフィアが答えていくというコーナーがあって、それが皆さんの日常が覗けてすごく面白かったんです。「スフィアでやっても面白いんじゃない?」となりました。

――4月は『寿美菜子の~マジ寿!~』の生配信もありました。その中で『Among Us』をプレイしているとおっしゃっていて、スフィア4人でやっても面白そうだと思いました。

寿:良いですね! それぞれのカラーにしたりとかして!


――最近、日本語でもプレイできるようになりましたからね。

寿:そうなんです! でも、なぜか私は日本語にならなくて……。「ことはゆ」の2人(早見沙織さん&悠木碧さん)とプレイする時はアジア圏の部屋に参加するのですが、日本語の中に1人だけ英語だから、怪しまれてだいたい最初にKILLされちゃうんです(笑)

――(笑)。今後の企画を楽しみにしています! では、ここからはお写真と共に4月を振り返っていきましょう。

■「化石の町」ライム・リージスを堪能!カモメの襲撃も体験…


――4月から規制が緩和したイギリス。宿泊も可能となったと先ほどおっしゃっていましたが、さっそく旅行に行かれたのですね。

寿:ホリデーを使って、1週間ほどホストファミリーと一緒にLyme Regis(ライム・リージス)に行ってきました! 通称「ジュラシックコースト」とも言われる場所で、1憶何万年前から残されている地層や化石を見ることができました。


――写真を見るだけで、ステキな場所だということが伝わってきます。ライム・リージスを行き先として選んだ理由は?

寿:ホストファミリーの親戚がライム・リージスで民泊サービスをやっていて、そのお部屋に泊まれるということでチョイスしました。もともとはスコットランドの方に行く予定だったのですが、スコットランドとイングランドはロックダウンのルールが少し違うため、イングランド内の旅行に変えました。


――ライム・リージスで食べたお食事の写真もありますね。これはホットドッグでしょうか?

寿:これはクラブサンドです。浜辺で食べたのですが、渡される時に「カモメにマジで気を付けて!」と言われました。初日にフィッシュアンドチップスを食べた時にも言われていて、その時は全然平気だったので「大丈夫、大丈夫~」と答えたのですが、この写真を撮った時にはもう360度囲まれてしまっていて(笑)。

すると、カモメが耳元で急に叫んだんです! 驚いてクラブサンドを落としてしまったら、もう地獄絵図。カモメが群がってきてしまったので、私は諦めて逃げたのですが、ホストマザーがその地獄の中から、ナプキンがかかって食べられるところを救出してくれたんです。結果、カモメに横取りされないよう海を見ず、壁の方を向いて食べました。
→次のページ:レディングの歴史的跡地にロマンを感じる

■レディングの歴史的跡地にロマンを感じる


――続いても歴史を感じるステキなお写真ですね。

寿:これは、イギリスのReading(レディング)に行った時の写真です。修道院の跡地なのですが、次の写真が、そこにあった謎の楽譜です。


まったく読めないし、どんなリズムかもわからないのですが、古い楽譜ってすごく魅力的ですよね。

――イギリスでは街の中に歴史的建造物がよくあって、自然と昔の人たちに思いを馳せることができますよね。

寿:ライム・リージスでも、廃墟になったお城に行ったんですが、とても歴史を感じました。そこは千年前に作られたお城だったのですが、時とともに崩れていってところどころしか残っていない状態だったんです。日本では、そのままの形を残すというよりかは、修復・復元して歴史を残していくことが多いですよね。

過去の戦争の悲惨さも感じられて、胸を痛めるシーンもありました。でも、ホストファミリーは「めちゃくちゃロマンを感じる!」と言っていたんです。
たしかに、千年前の方たちも同じようにこの景色を見ていたんだなと思うと、すごくロマンがありますよね。歴史を感じながら当時の方たちに想いを馳せることができる、ステキな場所でもありました。

■ホストファミリーへの思い
――イギリスも日本と同じ時期に母の日、父の日があるため、今月のテーマトークはイギリスでの家族「ホストファミリー」について聞かせてください。イギリス滞在期間が延長となり、ホストファミリーと過ごす期間も延長になりました。それに関して、ホストファミリーや親戚の子どもたちは喜んだのではないでしょうか?

寿:延長の話をするときは、すごく不安だったことを覚えています。「延長させてほしい」とお願いして「考えさせて」なんて言われたらどうしよう…とか色々考えたりして。
でも、いざ話したら「オフコース!オフコース!」と2つ返事でOKしてくれて、本当に泣きそうになりました。

親戚の子たちも「まだいるんだね!良かった!」と言ってくれて、嬉しかったですね。「一緒に〇〇に行こう!」と色々と約束もしました。今度ワーナーのスタジオツアーに一緒に行く予定です。

――ホストマザーは『マジ寿!』に顔出し出演されるなど、仕事(撮影)に協力的に感じます。寿さんのYouTubeを見て、感想などは言ってくれますか?

※ホストマザー出演動画

寿:見てくれてはいるのですが、今は字幕が付いていないので、おそらく内容を理解できていない気がします。以前は、YouTubeの機能で視聴者さんが字幕を付けてくださっていて、それに頼っていたのですが、今はその機能がなくなってしまったので……。

クラスメイトも「見たよ!」と言ってくれるのですが、「どうだった?」と聞くと「何言っているかわかんないけど面白かった!」という返事が返ってきました(笑)。


――ステイホームとなってしまったイギリス生活で、一緒に過ごす期間が一番長いのがホストファミリーだと思います。寿さんにとって、ホストファミリーはどんな存在になっていますか?

寿:このロックダウン中、ホストファミリーと一緒じゃなかったら、もっと大変だったと思います。感謝してもしきれません!ホストファミリーとさよならすることを想像して、センチメンタルになることもあります。
イースターやクリスマスなどを一緒に過ごして、すっごく楽しかったからこそ「来年は違う時間を過ごすんだなぁ…」と考えちゃいます。

日本に帰国したら、次はいつ会えるかわからないので、イギリスにいる間は1日1日、より大切に過ごしていきたいと思っています。

――ありがとうございました!


寿美菜子 プロフィール
『TIGER & BUNNY』カリーナ・ライル/ ブルーローズ役
事務所の同期である、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生とのユニット「スフィア」のメンバー。