5月30日、2021年MotoGP第6戦イタリアGP MotoGPクラスの決勝がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はリタイアに終わった。
初日のフリー走行で総合7番手と好調なスタートを切った中上。しかし、翌日のフリー走行3回目、予選Q1ではタイムを伸ばせず予選Q2に進出することができなかった。しかし、決勝日のウォームアップ走行では1分46秒746のトップタイムをマークし、仕上がりの良さを感じさせる走りを見せた。
15番グリッドから臨んだ決勝レースではオープニングラップで12番手、2周目には9番手までポジションアップ。トップグループと同じ1分47秒台のタイムを刻みながら走行を続けたもののグリッド後方からのスタートだったことが影響し、序盤に開いたトップとの差を詰められず8番手をキープ。そして、残り4周となった20周目の14コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。
連戦となる第7戦カタルーニャGPは、6月4日~6日にスペインのカタロニア・サーキットで開催される。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:転倒リタイア)
「今日、ジェイソン(・デュパスキエ)が亡くなりました。とても悲しいことです。パドックにいる全員にとって、本当に難しい日になりました。私たちの思いは、彼の家族、友人、そして彼のチームと共にあります」
「このような悲しいときにレースに集中することはとても困難でした。モーターサイクル全体にとって本当に悲しい日です。しかし、我々は未来とカタルーニャでの次のレースに目を向けてがんばらなければなりません」