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NiziU RIKU&RIMAがナチュラルに生み出す“笑い” 『NiziU Scout』からも分かるそれぞれの役割

2021年05月28日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

NiziU『Take a picture / Poppin' Shakin'』

 4月よりNiziU Official YouTube Channelにて配信されているNiziUの最新リアリティ番組『NiziU Scout』。協調性を高めることを目的とした2泊3日の合宿の模様を映したこの番組では、MAYA・NINA・MIIHIによる「ANIMALZ」、RIO・RIKU・AYAKAによる「ぴよこ」、MAKO・MAYUKA・RIMAによる「幸せクローバー」という各チームがそれぞれ様々なミッションに挑戦している。


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 音楽番組とはまた違ったメンバーの素の顔が見れるとWithU(=ファン)からも好評で、5月21日には「Behind The Scenes #1」と題して、Tシャツ作りやNiziU運動会を行った『NiziU Scout』#1~3のメイキング映像も公開された。撮影の合間にメンバー同士ではしゃぐ姿やそれぞれの個人撮影に茶々を入れながら見守る姿など、彼女たちの仲の良さが伝わってくる。今回はそんな『NiziU Scout』で、特に個性を爆発させているRIKUとRIMAの魅力に迫っていきたい。


 まずはNiziUの“エネルギッシュなリス”、RIKU。そのキャッチコピーからも分かるように、彼女は小動物のようなベビーフェイスを持つ一方でサバサバした性格と「友達になりたい!」と誰もが思うようなノリの良さがチャーミングだ。空手で黒帯を取得するほど身体能力が高く、『Nizi Project』でも常に好成績を記録。韓国合宿ではグンとお姉さんぽい印象になり、チームミッションのリーダーを務め、自身も表現力に磨きをかけながら成長を重ねていった。そんなRIKUが『NiziU Scout』で見せているのが、同じチームメンバーのRIOとAYAKAの魅力を引き出す「ツッコミ担当」としての顔だ。


 特に#2からのNiziU運動会では、おっとりしている二人に関西弁で鋭いツッコミを入れる姿が印象的だった。出されたお題に沿って一人が絵を描き、もう一人が何を描いたかを当てる「キャッチマインド」では、“ふわふわビューティ”AYAKAに「ふわふわしたらあかんで!」「パパッと描けや! パパッと!」。かけると世界が逆さまに見える特殊メガネを着用し、マーカーコーンを集める「特殊メガネレース」に苦戦するRIOには「RIO! そこら辺ないわ」と芸人顔負けの愛あるツッコミを入れて、より番組を盛り上げている。


 一方、「ボケ担当」としての個性を際立たせているのがRIMAだ。Tシャツづくりでチーム名のクローバーを赤色のペンで描いた際には「もはやこれもみじなんだけど!」とセルフツッコミし、なおかつ「もみじ~♪私もみじ~♪」という謎の即興ソングでMAKOの爆笑をさらった。「特殊メガネレース」では特殊メガネをかけてブレイクダンスを踊っているかのような動きを見せ、他のメンバーが挑戦中の時は長官のように振る舞うなど、いつどんな時も全力な姿が私たちを楽しませてくれる。『しゃべくり007』(日本テレビ系)でもカメラに向かってラマのものまねや変顔を披露し、バラエティ初出演とは思えない堂々たる姿勢でボケとしての片鱗を見せていたが、その笑いにさらなる磨きがかかっているRIMA。


 彼女は洗練されたビジュアルで『Nizi Project』の地域予選から視聴者の心を掴み、ダンスや歌はもちろん自作のラップもお手の物でJ.Y. Parkからも絶大な期待を寄せられていた。故に近寄りがたい印象を与えてもおかしくはないのに驕ったところが一つもなく、ナチュラルな姿を惜しむことなく見せてくれるので、むしろ親しみやすさNo.1といっても過言ではないだろう。特に今回の『NiziU Scout』にはそんなRIMAの魅力が詰まっており、カメラに抜かれた時は必ずと言っていいほど不思議な動きをしているので、彼女の一挙一動が見逃せない。


 それぞれタイプは違うものの、ビジュアルや音楽番組、MVなどで見せる隙のないパフォーマンスとのギャップで私たちの心を惹きつけてやまないRIKUとRIMA。そして、それは作られた笑いではなく、もともと彼女たちが持っていた個性だからこそ輝いている。『NiziU Scout』では8つのミッションが用意されており、残りはあと4つ。イラストで表現された生活計画表には雪の結晶やカメラなど、まだまだ今後の展開が気になるイラストが満載だ。その中でRIKUとRIMAがナチュラルに生み出す“笑い”に注目していきたい。(苫とり子)