トップへ

バンクシー「映画のセットのような美術展」が今夏開催へ、アンバサダーに中村倫也が就任

2021年05月27日 15:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

アンバサダーに就任した中村倫也 Image by: FASHIONSNAP.COM
覆面芸術家のバンクシー(Banksy)に焦点を当てた展覧会「バンクシーって誰?展」が、寺田倉庫G1ビルで開催される。会期は8月21日から12月5日まで。12月以降に名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回を予定している。展覧会の公式アンバサダーには俳優の中村倫也が就任し、都内で記者会見が開かれた。

 同展は世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の内容をスケールアップしたもので、「それはまるで映画のセットのような美術展」と謳った日本オリジナルの切り口で紹介し、謎に包まれたバンクシーの足跡を辿る。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物と認定された、プライベートコレクター所有のオリジナル作品を展示する。また、リアルサイズのストリート作品や、バンクシーに縁のある場所の街並みなどをテレビスタジオの舞台美術チームが再現した没入型展示を展開。このほか特別出展として、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られるポール・スミス(Paul Smith)から借りた希少な油彩画「コンジェスチョン・チャージ」を公開する。会期中、会場では赤い風船がワンポイントでデザインされたマグカップやビニール傘といったオリジナルグッズを販売するほか、近隣の飲食店でのコラボメニューの提供などを予定している。
 アンバサダーを務める中村は、バンクシーがステンシルアートを施す様子を彷彿とさせる演出として、スプレーを壁に吹き付けるジェスチャーをしながら会見に登場。バンクシーについて「世界中で興味を持たれ、20数億円で作品が落札されるほどの影響力を持っている。こういったアウトプットの仕方は同じ表現者として憧れる部分もありますね」とコメントした。また同展では音声ガイドのナビゲーターも担当しており、「作品を見る上でのちょっとした手助けになれるのかなと。1度目は自分の目で見て感じて、2回目でガイドを聴きながら楽しんでもらえたら」と呼び掛けた。

■バンクシーって誰? 展会期:2021年8月21日(土)~2021年12月5日(日)会場:寺田倉庫 G1ビル開館時間:11:00~20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10/5(火)、10/12(火)、10/19(火)公式サイト