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「初代理事長の銅像に一礼」会社に残る古い風習

2021年05月27日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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企業にはそれぞれカラーがあるが、中には独自の風習やしきたりが存在する場合もある。企業口コミサイト「キャリコネ」には、

「誰にでも『お疲れ様です』の挨拶が必要です。入社前の研修で礼の角度など とても厳しく研修させられます。また必ず初代理事長の銅像の前で一礼するなど、意味不明な風習が未だに残っています」(その他/30代前半/男性/正社員/年収400万円)

といった会社の風習に関する口コミが寄せられている。(文:コティマム)

「社歌や社訓の唱和」「1、4、7、10月は職場で飲み会」


研究開発職の20代男性(正社員/年収400万円)は自身の職場について「雰囲気は非常に穏やかで、困ったことがあれば上司がしっかりとケアしてくれる。各人が仕事をしやすい環境づくりに取り組んでいることが分かる」と働きやすさを感じているという。

一方で「毎朝の社歌や社訓の唱和などの風習があり、業務とは関係ない社内向け仕事が多い」と昔ながらの風習には疑問があるよう。

不動産管理職の40代男性(正社員/年収580万円)の職場でも、独特の風習があるという。

「毎月1日に『1日会』なる安全祈願があり、神棚にニ礼二拍手して御神酒をいただく。また1、4、7、10月は職場で飲み会となるという不思議な風習があります」(不動産管理/40代前半/男性/正社員/年収580万円)

職場や社員の安全を祈願するジンクスのような風習なのだろうか。社内飲み会の頻度も3か月ごとと多いが、コロナ禍の状況ではこうした風習も変えざるを得ないだろう。

現代では考えられない風習「退社時は上長の許可が必要」

独特な風習とは別に、昔ながらの働き方や考え方が職場の雰囲気を作り上げてしまっていることもある。

「昔からの風習が強いので、基本的にイエスマン以外受け付けない。意見を言うのはいいが、強く反抗すれば別部署に飛ばされる事ことはたまにある」(その他/30代前半/男性/正社員/年収400万円)
「残業時間や社長に対しての考え方にギャップを感じた。残業は平均50時間超、社長の考え方にハマらないと仕事が全く進まない。退社時には上長の許可が必要など、現代では考えられない風習が多くあった」(マーケティング/20代後半/女性/正社員/年収440万円)

社長や上司に反対意見を言えない、考え方を合わせなければいけないといった、パワハラにも近いような風習が残っている企業もある。風習は実際に入社してみなければわからない事も多いが、できれば入社前や転職前に企業の口コミなどで会社の雰囲気を調べておくといいだろう。

※キャリコネニュースでは引き続きのほか職場で起きた窃盗事件や共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。