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コロナ禍で売れたものは?バイマが女性会員を対象に調査、韓国雑貨が人気に

2021年05月26日 20:41  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

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エニグモが、海外ファッション通販サイト「バイマ(BUYMA)」の女性会員を対象にコロナ禍での購買意識の変化を調査し、その結果を自社のファッションメディア「スタイルハウス(STYLEHAUS)」で公開した。調査ではコロナ前の2019年4月7日から2020年3月22日と、コロナ禍の2020年4月7日から2021年3月22日を比較。「衣料品およびその装飾品」と「インテリア・ホーム雑貨」の売り上げ件数の伸び率から、売れたものと売れなくなったものをランキング形式で発表した。

 「衣料品およびその装飾品」で売れたものランキングでは、「マスク・ファッションマスク」が前年比80508%でトップとなった。マスク不足になった際に注文が殺到し、マスクの使用が定着した現在ではファッションアイテムとしての需要も増えたことが要因として挙げられている。2位の「PCケース・バッグ」はリモートワークの推進により二拠点勤務が一般化したことから需要が増加し、3位の「エコバッグ」は昨年7月にレジ袋が有料化したことで市場が盛り上がった。4位の「フリースジャケット・スウェット」は、快適な着心地で程よくお洒落に見えるアイテムとして取り入れる人が増加。中でも国内ブランドより手頃な価格で手に入ることから「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の韓国限定ライン「ホワイトレーベル(WHITE LABEL)」が人気を博した。5位の「キャップ・帽子」は、外出自粛により行動範囲が制限されたことで近所のスーパーやコンビニに出かける際に被るだけで寝癖などをカバーできるといった理由から重宝された。
 「インテリア・ホーム雑貨」で注文が多かったのは、「ミラー・姿見」「キャンドル」「花瓶・植木鉢」の3カテゴリー。ミラーと花瓶は、在宅時間の増加により生活の質が重視されるようになったほか、韓国雑貨のトレンドアイテムであるウェーブミラーや日本では販売されていないデザインのフラワーベースが5千円前後で手に入ることから購入者が増えた。キャンドルは韓国ドラマ「愛の不時着」に登場した「スヒャン(Soohyang)」が人気だった。
 売れなくなったものでは「スーツケース・トラベル小物」や「制汗剤」、「パーティー・ウェディング関連」、「水着・ビーチグッズ」など外出やイベントの際に需要が高まるアイテムがランクイン。「ファンデーション・リップ」は最下位となったが、エルメスが発売した無色透明のリップバーム「ルージュ エルメス ボーム ドゥ ソワン プール レ レーヴル」は、香りが良くマスクについても色落ちせずに使えることから注文が増加したという。