「どんな職場でも、とりあえず3年は働け」という風潮がある。しかし、昨今は「自分に合わない企業なら即行辞めるべき」と考える人も増えている。中には、何も言わずに職場をバックレる人もいる。
キャリコネニュース読者の40代女性(正社員/年収350万円)は以前、製造業で派遣として働いていた。しかし、正社員の女性に毎日当たり散らされ、我慢の限界が来たという。
「もう無理だと思って無言で帰ろうとしたら、別の正社員に気づかれ『社会人として大人げない!』と言われました。でも『わたちいま、ちゃんちゃい(3歳)なんで おうちにかえりますぅ』と言って飛びました!」
内定後、一切詳細な給与の話がなく「給与規定か~あったかな~どんなかな~」
事務・管理職の30代女性(正社員/年収350万円)は、「30歳にして、念願だった業界への転職を果たしました。ブラックな業界だとは聞いていましたが、まったくの未経験で、コネがない自分でも憧れの仕事に関われる!と、とても嬉しかったです」と綴る。
「ただ、電話1本の連絡のみで入社当日を迎えたのは少し不安がありました。内定通知書なども郵送されず、詳細はわからないままです。でも初出社すると同期もいて、心細さや緊張も少しは和らぎ、頑張ろうという気持ちが強くなりました」
その日は、社長から挨拶をされ、仕事の大まかな説明を受け、デスクで業務に関わる資料を読むだけで終わった。社内規定や給与規定の話などはまったくなく、不安を覚えたという。 その後1週間は同じように、仕事に関わる資料と向き合うだけだった。
当時、女性は引っ越しを控えていて、給与の正式な金額や手当てを教えてもらおうと担当者に質問した。しかし、返ってきたのは「給与規定か~あったかな~どんなかな~」というものだった。
「もちろん規定はありましたが、担当者が把握をしていないこと、そもそも給与の説明がないこともあり不信感は募るばかりでした。その後、試用期間中は土日休みのはずなのに、同期は休日出勤しており、会社としてよくないなと、同期にも何も言わず2週間ほどで退職代行に依頼をして退職しました」
女性は「業界のブラックさは覚悟の上でしたが、会社のあり方としてのブラックさはさすがに許容できませんでした」と振り返る。その後、以前の勤め先から「人手が足りないので、もしよければ戻っておいで」と声をかけてもらい、すぐに働くことができたようだ。
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