職場環境が自身の肌に合わず、早い段階で会社に見切りをつけてしまった人もいる。岐阜県の40代女性は、かつて製造会社を1か月半で去った。入社初日から「昼食時に誰も話しかけてこない」という雰囲気に嫌な予感がした、と詳細を打ち明ける。
「仲良くしようとか、打ち解けようとかが一切なかった元勤務先。職務指導が細かすぎて、嫌がらせのような、新人イビリのような感じだった。だんだんと息ができなくなる感じで、長くいられないと思った。4人しかいない女性同士の人間関係も最悪だった」
佐賀県の40代女性は「看護助手を3日で辞めた」という。退職理由については、
「『霊が視える』という先輩に違和感があったから。その類のものは、少なからず病院には存在する腹積もりでいた。しかし先輩は『あの角に』だの『そこの上に』だの、いちいちいらん情報を与えてきたので、この人とは仕事できないと感じた」
とコメント。ある意味で、女性が下した決断は正しかったのかもしれない。(文:鹿賀大資)
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「社員数10人ほどで、2年目の人が最古参という会社」
東京都の30代女性は、防犯設備会社での営業事務を5か月で退職。「社長の横暴な態度と、乱暴な言葉遣いに辟易して辞めました」と続ける。
「社員数10人ほどで、2年目の人が最古参という会社でした。まず私が入社して3日目に、営業の人が退職。2か月目には、私より数か月前に入社した20代の男性社員が、通勤の電車内で倒れてしまいました。その人は社長から毎日22時頃まで叱責を浴びせられていました」
その後も退職ラッシュは止むことなく、月に1人は元職場を去る状況が続いた。女性が入社して3か月目には、まだ採用されて2週間の営業の新人が、休み明けに退職を申し出ると、社長はそれをあっさり認めたという。さらに
「4か月目には私よりやや先輩の技術者が、社長から泥棒扱いをされてしまい、その場で退職を申し出るほどの大喧嘩が繰り広げられました。ついに私もそんな環境に耐え切れずに退職を申し出ると、社長から『一番の役職者も来月末で退職予定だ』と聞かされました……」
失業保険の申請をしたところ「すぐにパワハラ認定されました」
愛知県の50代女性は、かつて産廃業者の事務員を3か月で辞めたことがある。その元勤務先は従業員数4人と小規模な会社で、事務員は女性を含め2人だったという。
「もう1人の事務員は、取締役でもある社長の娘。計量器を使うなど難しい仕事にも関わらず、ろくに教えてもらえませんでした。それに加えて何故か見た目にうるさい娘で、ネイル禁止とか、化粧はしっかりとかがありました。それに『ピアスは受話器に当たるからダメ』『ブラウスはドライバーに胸が見えるからダメ』など、すべて主観ばかりで……」
さらに取締役から罵倒されることも多かったと女性。さすがに耐えられず、取締役に反論した末、退職に至ったという。その後、失業保険の申請をしたところ「すぐにパワハラ認定されました」といい、女性は「あそこで誰も長く勤まらない理由がよく分かりました」と述べている。
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