キャリアデザインセンターは5月21日、「お金と仕事」に関する調査結果を発表した。調査は5月にネット上で実施し、20~39歳の女性127人から回答を得た。
コロナ禍で年収が減った人は42.9%、変わらない人は50.0%だった。お金の不安に関する変化について聞くと、「少し高まった」(41.3%)、「かなり高まった」(39.7%)と8割以上の女性が不安を感じていることがわかった。
年収減の対策は「副業」「株・投資」「親しい人に相談」
年収が減った人の中で何か対策を講じた人は58.3%となった。回答差からは、
「副業を始めた」「株・投資を始めた」「親しい人に相談した」
「転職活動をした」「専門家に相談した」
などが挙げられた。
将来を考えた時にお金に不安があると回答した人は90.5%。理由のうち、最多は「貯金がない」で、以降は「収入が少ない」「稼げる自信がない」「お金の知識がない」などが挙げられた。将来のお金の不安をなくすために大事だと思うことで、圧倒的に多かったのは「副収入を得る」だった。
9割以上の女性がお金に不安があると回答した一方で「高収入が期待できるが残業が多い会社」ではなく「収入が少ないがやりがいのある仕事ができる会社」で働きたいと回答した女性は8割超だった。
今後転職するときに仕事・会社選びで最も重視する項目は「ワークライフバランス」(23.0%)が1位。以降は「職場の人間関係」(16.7%)、「仕事内容」「仕事のやりがい」(各15.1%)、「給与」(13.5%)と続いた。