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スーパーの品出しを即行で辞めた男性「3週間いて名前を呼ばれたことは一度もなかった」

2021年05月24日 18:10  キャリコネニュース

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職場でのパワハラに悩まされ、精神的に病んでしまう人は後を絶たない。日本には「忍耐は美徳」とする慣習があるが、それはもう古い考えだ。正常な判断を下せるうちに、仕事を辞めてパワハラから逃れたほうがいいだろう。

神奈川県の20代女性(事務・管理/正社員/年収200万円)は、以前ケーキ屋で働いていたが「店長のパワハラで、うつ状態になったから、1か月で仕事を辞めました」と語る。女性は

「店の対応には不満が残りますが、『もう仕事に行かなくていい』と思うとほっとしています」

と胸中を明かした。パワハラ被害により、やむを得ず短期間で仕事を辞めた人はほかにもいる。彼らの体験談を紹介しよう。(文:大渕ともみ)

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「人に教えられない奴が上にいる会社は不幸です」

香川県の60代男性(その他/アルバイト/年収350万円)は、一時期スーパーの品出しの仕事をしていたが、「指導係の担当主任が最低のカスでした」といい、

「3週間いて名前を呼ばれたことは一度もありません。教えてないことも『お前がやらんで誰がやるんや!』と罵倒するし、わからないことを聞いても、会話なしで顎で指示。本当、最低のカスやったわ!」

と憤る。担当主任の態度に納得のいかない男性は、結局この職場を「3週間で辞めました」と明かした。しかし世の中、男性のように気持ちの強い人ばかりではない。パワハラまがいの指導をされて心を病んでも、泣き寝入りしてしまう人は大勢いるだろう。男性は、

「人に教えられない奴が上にいる会社は不幸です。そういう会社は、いつも人を募集しています」

と持論を述べた。確かに、それは一理あるかもしれない。仕事探しの際の参考になりそうだ。

「適応障害になるほどのパワハラを受けた。何をしても何もしなくても、毎日怒鳴られていた」

都内の40代女性(事務・管理/契約社員/年収350万円)は、親族経営の某運送会社を半年で退職した経験を持つ。退職理由について、女性は

「適応障害になるほどのパワハラを受けたから。何をしても何もしなくても、毎日怒鳴られていた。もちろん挨拶は無視されるので、職場でろくに会話をしたことがない」

と打ち明ける。そのような酷い扱いをするにもかかわらず、なぜ会社側は女性を雇用したのだろうか。その真相は、「『人を雇って、70代の社長夫婦を引退させ、ラクをさせよう』という息子たちのはからいだった」というが、「社長夫婦はそれが気に入らなかったようだ」と女性は綴る。

「腰が痛いだの、足が痛いだの言う割には、私に仕事を取られるのがイヤだったみたい。『まだまだやれるのよ』と。半年しかいなかったけど、理不尽なことをいくつも言われ、怒鳴られ、叱られ、よく半年も耐えたと思う」

理不尽なパワハラもありえないが、挙句の果てには「事務で入社したのに、実際は現場作業だった」と告白する女性。現在の勤め先は「親族経営だけど、天国と地獄ぐらい扱われ方が違う」と言うから、転職は正解だったようだ。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほか職場で起きた窃盗事件や共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。