NTTインディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた第105回インディアナポリス500マイルレース。23日、予選2日目となるポールデイでファストナイン・シュートアウトが行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が自身4度目となるインディ500ポールポジションを獲得した。
最後尾列を争うラストチャンス・シュートアウト終了後、14時30分からはファストナイン・シュートアウトが実施された。
予選1日目の上位9台が参加するこのファストナイン・シュートアウト。前日の9番手から1回のみのアテンプトを行い、4周の平均スピードでポールポジションから9番グリッドまでが決定する。
まずは4台全部がファストナインに進んだチップ・ガナッシ・レーシングのマーカス・エリクソンがトップバッターでアテンプトへ。エリクソンは、平均230.318mphを記録する。
前日2度目のアテンプトでクラッシュを喫したアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)は3番手目にアテンプト。先に走った2台を上回る230.616mphを記録する。
折り返しとなる5番目にアテンプトを行ったのはリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)。前戦で初勝利を飾ったヴィーケイは、ここでも好アテンプトを見せ平均231.511mphをマークしトップに立つ。
チームメイトでオーナードライバーのエド・カーペンターもヴィーケイを追随し、231.504mphを記録して2番手に。
好調のトニー・カナーンは、ふたりのスピードを交わせず3番手のスピードとなってしまう。
8番目のアテンプトはアンドレッティ・オートスポートのコルトン・ハータ。1周目でヴィーケイを上回るスピードを見せると、残り3周もうまくまとめ231.655mphを記録しトップに浮上する。
最後はディクソンがアテンプト。ハータを上回るスピードを1周目から記録。4周目は大きくスピードを落とすも、平均231.685mphと僅差でポールポジションを獲得した。
2017年以来、通算4度目のインディ500ポールポジションとなったディクソン。2008年のポール・トゥ・ウイン以来の勝利をインディ500で飾ることができるだろうか。
第105回インディアナポリス500マイルレース/ファストナイン・シュートアウト総合結果
Pos.No.DriverTeamEngineMPHSession19S.ディクソンチップ・ガナッシH231.685Pole Day226C.ハータアンドレッティ・オートスポートH231.655Pole Day321R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC231.511Pole Day420E.カーペンターエド・カーペンター・レーシングC231.504Pole Day548T.カナーンチップ・ガナッシH231.032Pole Day610A.パロウチップ・ガナッシH230.616Pole Day728R.ハンター-レイアンドレッティ・オートスポートH230.499Pole Day86エリオ・カストロネベスメイヤー・シャンク・レーシングH230.355Pole Day98M.エリクソンチップ・ガナッシH230.318Pole Day