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ヤマハ発動機、原付二種スクーター「NMAX ABS」をフルモデルチェンジ - スマホ連携も可能に

2021年05月21日 15:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ヤマハ発動機では、原付二種スクーター「NMAX ABS」の2021年モデルを6月28日より発売する。スマートフォンと連携することで、電話やメール着信、メンテナンス推奨時期、車両の駐車位置などを確認できるようにした。メーカー希望小売価格は36万8,500円(税込)で、国内3,500台(年間)の販売を見込んでいる。

○NMAX ABSの特徴

NMAX ABSは『Prestige Confidence』をコンセプトにした、上質でスタイリッシュなデザインが特徴。平成32年排出ガス規制に適合した水冷124ccのBLUE COREエンジンを搭載しており、静かなエンジン始動を可能にする「Smart Motor Generator system」や、信号待ち時も静かで燃費節約にも貢献する「アイドリングストップシステム」などを採用、街乗りの快適性を追求した。

専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect」(以下、Y-Connect)をダウンロードしたスマホとペアリングすることで、車両のディスプレイには、電話 / メールの着信通知、スマートフォンの電池残量などを表示できる。また、スマホの画面では(1)エンジン回転数の表示、(2)オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期の通知、(3)燃費など運転状況の把握、車両の駐車位置の確認、などが利用できる。

新設計のフレームに関しては、スタイリッシュでありながら走行性能と実用機能もバランスさせた。メインパイプ(60.5mm径)とダウンチューブ(45mm径)、そして補強材(1.6mm厚)の組み合わせにより軽すぎず、適度に手ごたえのあるハンドリングと接地感を実現している。

担当者は「Y-Connectを市場に投入したことで車両情報の可視化を実現し、ユーザーにはメンテナンスを通じた安心、便利を感じてもらえるようになりました。今後は、アプリで収集されたデータに応じて、パーソナライズされたサービスを提供していけたら」と話す。具体的には、例えばツーリングでよく行く場所があれば、それに基づいたレコメンドを提供する、といったユーザーの趣味嗜好に基づいたサービスの提供を考えているようだ。
ちなみに、ヤマハ発動機では”つながるバイク”の販売計画について、2024年までに累計400万台を掲げている。「NMAX ABS」の国内販売は年間3,500台を計画するが、ASEAN地域にもコネクテッドなバイクを展開しており、そちらを含めて累計400万台を実現していくとのことだった。(近藤謙太郎)