BMWは5月18日、2021年のスーパーバイク世界選手権(SBK)で走らせる最新マシンのBMW M1000RRを公開した。
BMWは2018年11月にミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で体制発表を行い、フルモデルチェンジしたS1000RR発表。同時にBMWモトラッドモータースポーツとショーン・ミュア・レーシングの合同チームとしてワークス体制を復活させて2019年シーズンからSBKに参戦している。
BMWモトラッド・ワールドSBKチームとして初年度はトム・サイクスとマーカス・ライターベルガーのコンビで参戦。2020年はサイクスとユージン・ラバティを擁して戦ってきた。
そんなBMWは、2021年に参戦体制を強化し、ワークスチームの2台とサテライトチームを2チーム2台加えて新型のM1000RRを4台走らせることとなった。
ライダーはワークスチームのBMWモトラッド・ワールドSBKチームからはサイクスとマイケル・ファン・デル・マークの布陣。サテライトチームはイタリアのRC Squadra Corseからラバティ、ドイツのBonovo MGM Racingはジョナス・フォルガーを擁し戦う。
参戦マシンはS1000RRをさらにレース仕様にアップデートしたM1000RRで、エンジンはレースを戦えるように特別に開発された。また、カーボンパーツやウイングレットなどが備えられており、空力も改善されている。
BMWはこの4台体制で連携をとり、レースで得たデータをフィードバックすることでより強力なチーム体制を作り上げていくという。
2021年のSBK開幕戦は5月21~23日にスペインのモーターランド・アラゴンで第1戦アラゴンが開催される。