昨今はニューノーマルや働き方改革が叫ばれているが、日常に不満を募らせる人は少なくない。そうしたなか、片働き・共働き世帯の不満には、どのような違いがあるのだろうか。まずは片働き世帯の声を見てみよう。
愛知県の20代男性(正社員/世帯年収500万円)は、
「妻は専業主婦です。よく『家事を手伝ってほしい』とか言ってきますが、配分が半々になるのはおかしいと思います。休日になると『休みだから手伝えるでしょっ』と言われるのも納得いきません」
とコメント。千葉県の20代女性(営業職/世帯年収200万円)も
「ほぼ私の1馬力世帯。自分は細かいけど、夫は汚れなどを気にしない人。帰宅後にキッチンが汚れているのを見ると、疲れが倍になる。私は立ち仕事で疲れ果てているため、家に帰ったら寝たい。でもキッチンやフロアの掃除など、やらなければならない使命感に追われるのが日々のストレス」
という声を寄せている。引き続き、ほかのキャリコネニュース読者の声も紹介しよう。(文:鹿賀大資)
「息子が小さいからという理由で、なかなか雇ってもらえるところもありません」
福岡県の20代女性(サービス系/世帯年収450万円)は2歳の子どもを抱え、「息子が小さいからという理由で、なかなか雇ってもらえるところがありません」と困り果てる。女性は
「現状は拘束時間の長いアルバイトしかできず、余計に家庭での時間に皺寄せがきています。かといってアルバイトなので、すごく稼げるわけでもありません。それにコロナ禍の収入減もあって、本当は私がもっと働かなければいけないのに、実際は仕事もないような状況です」
と切実な胸中を吐露していた。
「育休中ですが、家事の負担割合は9割自分」
では、共働き世帯は、どのような不満を抱えているのだろうか。兵庫県の40代女性(教育・保育系/世帯年収850万円)は夫婦共働き。「扶養内ですが、週3日働いています」と切り出す。
女性の家族は3兄弟の子どもを含めた5人で、身寄りのない土地で暮らしている。女性は夫に対し「家事をお願いしないと動かないですし、暇さえあればゲーム」と不満を募らせ、
「外では大人しいのに、家の中では『俺ほどの稼ぎがお前にできるのか!』と威張ります。子どもの教育上も良くないですし、それを言ってもわかってくれません。夫の実家が空き家なので『別々に暮らした方が楽だなぁ』と思うこの頃です」
と書いている。
大阪府の30代女性(事務・管理職/世帯年収900万円)は「今は育休中なので、なかなか夫に言いにくいですけど」と前置きしたうえで、「家事の負担割合は9割自分で、夫は手伝う程度の1割。口では『やる』と言っていますが、実際は気が向いた時だけしか手伝ってくれません」とこぼしている。
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