「ガイアの夜明け」で三陽商会とGUを特集、コロナ禍で生き残るブランド戦略を紐解く

テレビ東京系報道番組「ガイアの夜明け」が、三陽商会と「ジーユー（GU）」の取り組みを特集する。放送日時は5月21日22時00分～22時54分。消費者の購買行動や、店舗休業による売り場のオンライン移行などコロナ禍で起こった変化について、約1年にわたって取材したという。

　昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、アパレル業界では店舗撤退やブランド終了、倒産などのニュースが飛び交った。リモートワークの長期化で従来のオフィスウェアではなくリラックスできる服装が好まれる傾向にシフトしている。
　三陽商会は老舗アパレルメーカーの筆頭に挙げられるが、2015年に英国バーバリー社とのライセンス契約が終了して以降、業績不振が継続。こうした中、昨年新たな社長に、ゴールドウインの経営再建を率いた大江伸治氏が就任した。番組では、大江新社長がコロナという苦境の中で、従来のビジネスモデルに対してどのようにテコ入れしていくかを放送する。
　一方で、コロナ禍でも好調を続けているのが、「ユニクロ（UNIQLO）」を手掛けるファーストリテイリング傘下のジーユー。かつてはその手頃な価格帯から「廉価版ユニクロ」と呼ばれていたが、ブランドイメージを変貌させているのが、現社長の柚木治氏だ。主力商品の値下げに加え、行政の総額表示の規定に合わせて全商品を実質9％値下げしたほか、「おしゃりスタ」という接客部隊を編成し、コーディネート提案も強化している。番組内では、「安くても無駄な服は買わない」という時代の、ファストファッションの新たな売り方を追う。


■ガイアの夜明け「アパレル サバイバル～コロナで激変！生き残るブランドは？～」放送日時：5月21日（金）22:00～22:54公式サイト