株式会社VARKが運営するバーチャルライブプラットフォーム「VARK」は、2018年にサービスを開始して以降、順調に成長中。特に、新型コロナウィルスの影響でリアルライブが延期・中止を余儀なくされた2020年には前年比4倍の来場者数を記録しました。
そんな「VARK」が、バーチャルライブにとどまらないVR空間へと進化するといいます。そこで今回は、「VARK」のこれまでとこれからを簡単にまとめてみました。
さまざまなライブの形を提案「VARK」は、スマートフォンやVRデバイス(Oculus Quest・PlayStation VR)で、バーチャルライブイベントを楽しめるアプリケーション。目の前でのパフォーマンスや一瞬で変化する空間演出などVRならではの体験がセールスポイントです。
2018年12月に開催された「VARK」初の有料イベント「YuNi 1st VR LIVE! ~VeRy Merry X'mas~」のチケットは、わずか7分で完売。翌年開催した「Vサマ!」には、「初音ミク」など豪華バーチャルアーティスト総勢15組が出演し、Twitterトレンド1位を獲得するほどの話題となりました。
そして2020年3月より、定期ライブ企画「VARK LIVE!」を始動。続く9月には、「連番ライブ」と称する新しい形のVRライブ「Cinderella switch ~ふたりでみるホロライブ~」をスタートし、2021年5月29日よりその第6弾が予定されています。ちなみに、「連番ライブ」とは、2名の出演者のうち1名が視聴者の隣で一緒にライブを見て盛り上がるというスタイルのライブです。
「日常的バーチャル空間」へこのように、VRならではのライブ体験を提供してきた同社ですが、今後は「ライブを見るために行く空間」から「そこで暮らし、遊び、自己表現ができる空間」へと進化し、「総合エンターテインメントプラットフォーム」として展開していくといいます。
具体的には、「VARK」の中で遊び、友人と喋る場所がある「普通の場所」として存在しながら、日常の一部としてバーチャルライブがあるというイメージのようです。
同社は、この新たな展望を実現すべく、ジャフコ グループ株式会社、株式会社博報堂DYベンチャーズ、株式会社電通グループ、TBSイノベーション・パートナーズ合同会社、セガサミーホールディングス株式会社、その他非公開の株主を引受先とする第三者割当増資により約6億円を調達。この資金は、新規サービス開発とバーチャルライブの進化およびそのための採用・組織体制の強化に充てるとのことです。
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(文・Higuchi)