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ヘビーウエットのスーパーフォーミュラ・ライツ第7戦オートポリスは波乱の展開を三宅淳詞が制す

2021年05月15日 13:31  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦オートポリスを制した三宅淳詞(MAX RACING 320)
Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦は5月15日、大分県日田市のオートポリスで14周の決勝レースが行われ、ヘビーウエットのなか、コースアウトやスピンが続出。3回のセーフティカーランのなか、三宅淳詞(MAX RACING 320)が2勝目を飾った。

 第7戦~第9戦が予定されているスーパーフォーミュラ・ライツのオートポリス大会。ただ、この日のオートポリスは朝から荒天で、9時30分から行われたスーパーフォーミュラのフリー走行も途中雨脚が強くなり、走行を見合わせるシーンがあった。

 そんななか、大会審査委員会は9時15分に、当初公式予選が行われる予定だった時間に、スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦の決勝レースを行うタイムスケジュールの変更を行った。これにともない、グリッドは5月14日に行われた専有走行3回目の結果で決められ、佐藤蓮(TODA FIGHTEX)がポールポジション。2番手には名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がつけ、3番手に野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM'S 320)。4番手に三宅淳詞(MAX RACING 320)がつけた。

 コースイン時にはさらに雨脚が強くなり、コースアウトするマシンなどもいるなか、11時35分にフォーメーションラップがスタートする予定だったが、雨脚が強いこともありスタートはディレイに。11時54分、セーフティカー先導のもとスタートが切られた。

 セーフティカーは3周目にライトが消灯し、各車はリスタートに向けて準備を進めるが、トップの佐藤はリスタート直前、まさかのスピン。これでふたたびセーフティカー導入となるが、直後にトップに浮上していた名取もターン6でクラッシュしてしまう。

 これでトップに立ったのは、リスタート直後の1コーナーで野中をかわした三宅。2番手に野中、3番手に河野というオーダーに。4番手には平良が続いた。なお佐藤はグラベルから脱した後、一度ピットに戻り再コースイン。名取もフロントウイングにダメージを負いながら隊列に戻った。

 レースは8周目にリスタートが切られるが、2番手だった野中がターン16でコースアウト。さらに、河野の背後につけていた平良もターン18でコースオフしてしまう。そんななか、エンジン交換のため9番手スタートだったアレジが、スリッピーなコンディションのなか素晴らしい追い上げをみせると、8周目には河野の背後につけ、9周目に河野をかわし2番手につけた。

 ただ、野中の車両回収のためレースは3回目のセーフティカーとなり、そのまま30分間の最大延長時間に。三宅が今季2勝目を飾り、アレジが2位。河野が3位で今季初表彰台を獲得した。4位は平良、5位は車両にダメージを受けながらもコースに戻り隊列に留まり続けた名取に。6位には今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が入り、マスタークラス優勝とともに初めての選手権ポイントも獲得した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第7戦オートポリス 決勝レース結果
PosMNoDriverCar NameCarLapsGrid1 10三宅淳詞MAX RACING 320ルーニースポーツ1142 36G.アレジTOM'S 320TOM'S1193 35河野駿佑RS FINE K&N 320RS FINE1154 37平良響Kuo カローラ中京 TOM'S 320TOM'S1165 50名取鉄平Byoubugaura B-MAX Racing 320B-MAX RACING TEAM1126M4今田信宏JMS RACING with B-MAXB-MAX ENGINEERING1187M51SYUJIB-MAX ENGINEERING 320B-MAX ENGINEERING11108 30DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320B-MAX ENGINEERING1179 2佐藤蓮TODA FIGHTEXTODA RACING101R 1野中誠太Kuo カローラ中京 TOM'S 320TOM'S73
天候:雨 路面:ウエット
ファステストラップ:三宅淳詞(MAX RACING 320) 2'05.581 8/11