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「高所に行くことはありません」→入社2日目「マンションの屋根に登ってください」 転職に失敗した人々の声

2021年05月15日 13:00  キャリコネニュース

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転職で失敗した人は、どのような時にそう感じるものなのだろうか。キャリコネニュース読者の40代男性は、管理・事務職として現在の会社に転職した。しかし入社初日、営業職での採用だったことに気づき、その瞬間が明暗を分けたと語っている。

「求人の仕事内容欄に『営業』とは一切、書かれていませんでした。もちろん面接時にも、そのような話はなかったです。でも最初の出勤時に『あぁ、新しい営業さんですね』と言われ……」

ちなみに継続状況は明かしていないが、今まで4回の転職を経て前述の会社に入社したそうだ。兵庫県の40代男性も、その類の1人。今回は、この男性の投稿を中心に見ていこう。(文:鹿賀大資)

"好感触な面接"の後に待っていた酷い現実

男性は、かつて短期間だが在籍した建築系の会社での転職失敗談を明かす。面接では自身の疑問点を晴らそうと、さまざまなことを聞いた。面接官は社長で、質問に対する反応もよかったそうだ。男性は「私の不安を打ち消すものばかりでした」と当時を振り返る。そんな好感触のあと採用にいたったが、現実は大きく違った。

「面接時に『高いところに登ることはありません』と言っていたのに、2日目にはマンションの屋根を見る仕事でした。しかも社長は、面接で『営業職はあくまでも営業ですから、登るのは下請けですよ』とも言っていました」

さらに例の面接では「残業は基本ないです。稀に遠方の客先で、帰りが遅くなることはありますが」と言われていたものの、実際は遠方の現場が多く、サービス残業が続いたという。それにとどまらず、

「私と同期入社が3人おり、会社から『手厚く教えられない』と言われ、研修名目で下請けの手伝いもさせられました。ある時は『明日は5時半に会社集合』と言われ、電車通勤だった私は間に合わないため、仕方なく自費でホテルに泊まったことも……」

こうした面接時との食い違いの数々に、しびれを切らした男性は上司に相談。すると上司は「あのオッさん、またそんなこと言ったの」と困惑しつつ、社長の内心を伝えたという。

「すぐに退職の意思を述べ、翌日に退職しました」

「実際の仕事内容を喋ったら、誰も来ないと思ったからでしょ。面接で良いことを言ったり、相手の不安を取り除くような受け答えだったりをすれば、そりゃ誰だって入るよ。要するに、あのオッさんは『残る奴は残るだろう』という腹なんだと思うよ」

それを聞いた男性は「すぐに退職の意思を述べ、翌日に退職しました」と書いている。

こうした一方で、

「以前の運送会社で『残業代を出さない』と言われたから、転職を決意しました。今は警備員です。色々と大変なこともありますが、給料が上がったのでよかったです」(30代男性/福島県)

「今は経理なので、前職のような営業ノルマもなく精神的に楽になりました。残業も余りなく、人間関係もよくて働きやすいです。ただ、収入が少ないです。それに年功序列な職場で、人事評価も不透明。なかなか昇格できない点は不満です」(30代女性/大阪府)

と転職体験での賛否両論を語る人の声も寄せられていた。

※キャリコネニュースでは引き続き「転職失敗・成功エピソード」
のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えてくださいや共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。