インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されているNTTインディカー・シリーズ第5戦GMRグランプリ。14日に行われた予選は、ロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・RWR)が参戦3戦目で初のポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、Q1で敗退し17番手から決勝レースに挑む。
3週連続開催で4戦を終えたインディカー・シリーズは、シリーズのクライマックスでもある“マンス・オブ・メイ”を迎えた。まずはインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースを使用したGMRグランプリが第5戦として開催される。
14日に2回のプラクティスと予選を実施。午前中に行われたプラクティス1は、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がトップタイム。2回目のプラクティスでは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップに立つ。
迎えた予選。ふたつのグループで走行が行われるQ1。グループ1は、プラクティスで好走を見せていたリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がトップ通過。コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)、エド・ジョーンズ(AJフォイト)らが続く。
プラクティスからタイムが伸び悩んでいた佐藤琢磨は9番手でQ1敗退となってしまう。
グループ2では、ニューガーデンがトップタイム。アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)が2番手。ルーキーのスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)とロマン・グロージャンもQ2進出を果たす。王者スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は8番手でQ1敗退となった。
Q3進出の上位6台を争うQ2では、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がトップ通過。ジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク・レーシング)が2番手。グロージャンは3番手、マクラフランも5番手に入りルーキーふたりが初のQ3進出を果たす。
6台でポールポジションを争うQ3ファイアストン・ファストシックス。まずはグロージャンが1分9秒4396でトップタイムをマークする。ニューガーデンのアタックは0.1269秒届かず2番手。最後にアタックしていたハーベイも3番手に留まり、グロージャンがインディカー3戦目にして初ポールポジションを獲得した。
デイル・コイン・レーシングにとっても2018年のフェニックス戦以来のポールポジションとなった。