新卒採用や中途採用で入社してくる「新人さん」。懸命に仕事を覚え、戦力になってくれる人ならありがたいが、中には"モンスター新人"もいる。キャリコネニュースには、
「隣の席の新人くんの第一声が、肘付きながら『この会社慣れました？』だった。私のセリフだよ……」（東京都／20代後半／女性／企画・マーケティング／正社員／年収350万円）
と驚きの新人エピソードが寄せられている。今回は、キャリコネニュース読者が遭遇した、ありえないモンスター新人を紹介する。（文：コティマム）
危険人物っぷりに所属課は匙を投げ……「のうのうと会社に居座っている」
埼玉県の30代男性はITエンジニア（正社員／年収450万円）。男性が某情報システム会社で働いていた頃、30代前半の業界未経験男性が中途採用で入社してきた。「その新人は一言でいうと、すごく残念な方でした」と男性は振り返る。
「未経験の業種に転職してきたのに、家ではまったくパソコンを開かず勉強もしない。その割には自分の評価をすごく気にする。ある業務のやり方を教えた時にメモを取らなかったので、『メモ取らずに大丈夫ですか？』と聞いたら、『覚えたんで大丈夫です』と返答。数日後に同じ業務をお願いしたら、まったく別のやり方をしており、案の定間違っていた」
仕事を覚える努力や勉強をしない新人は使いものにならない。さらに、この新人は仕事面以外でも少し変わっていたという。
「まだお互いの性格がわかっておらず、親しい関係性もできていないのに、歓迎会の席で下ネタを得意げに言って女性陣をドン引きさせていた。『やっぱり』といいますか、その方は1年も経たないうちに退職していきました。聞いたところによると、前職も前々職も1年ほどで退職していたとのこと。転職した先の会社でも長続きしないだろうなと思いました」
メーカー勤務している神奈川県の40代女性（契約社員／年収250万円）は、中途採用で入社してきた中年女性に困惑している。
「2年前、開発部門に中途で入社してきた中年女性がいるのですが、直属の上司に『それって必要あるんですか？』と反抗ばかり。とある日は関連業者さんと喧嘩でもしたのか、ビルの共用廊下で泣き叫んでいたのを若い事務員の女の子が目撃。あまりの危険人物っぷりに、所属課から匙を投げられ、今は私の所属課の近所に彼女のデスクがあります」
ヒステリックで情緒不安定な新人中年女性。女性の近くにデスクを構えると、早速トラブルがあったそうだ。
「最近異動してきた別の若い女性社員と、机の使い方を巡って大喧嘩。業を煮やした課長がデスクを席替えして事なきを得た……かに見えましたが、その中年女性はいまだにその女性社員を目の敵にしている。かといって仕事ができるようでもない。これだけ問題を起こしておいて退職勧告も何もなく、本人はのうのうと会社に居座っているんだから、迷惑極まりないです」
トラブルメーカーほど会社に残り続けることが多い。周囲の我慢や忍耐によってなんとか仕事をまわすことになるが、そこには「ほかの優秀な人材が辞めてしまう」というリスクが潜んでいる。
「かまってくれる人が減ると、とうとう倒れるフリまでする始末」
都内の30代女性（素材・化学・食品／契約社員／年収300万円）も、中途採用で入ってきた「自称サバサバのアラサー女」に迷惑している。「初日からまぁよくしゃべる人。先輩の説明の合間も、聞いてもいないのにため口で自分語りしていた」というほど、"自分アピール"が強い新人だった。
その新人は、研修期間が過ぎてひとり立ちした矢先に早速ミスをして、大号泣していたという。
「慌てた上司2人が慰めはじめるとコロッと泣き止み、ミスを忘れて1時間も雑談に花を咲かせる。その後もミスを繰り返せば泣き、注意されれば泣き……。体調が悪いと上司に自分の仕事を代わりにやらせ、休憩室で2時間も寝る。本人いわく気絶していたらしい……」
さらに「日に日に"かまってちゃん度"」が増していったという。
「かまってくれる人が減ると、とうとう倒れるフリまでする始末。『自分に優しくする男性は全員自分に気がある』と豪語する姿に、こんな人が本当に世の中にいるんだなと唖然としました」
こうした"かまってちゃん新人"は、一緒に働く人にとってはまるでモンスター。うまくやっていくのは本当に大変だろう。
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