青いラベルが特徴的なサントリー「ペプシコーラ」(600ml)が5月11日、ファミリーマート限定で発売され、旧来のペプシファンが歓喜している。ツイッターには2~3本まとめ買いした、といった報告が相次いだ。
販売するサントリー食品インターナショナルの広報担当者は「コロナ禍における嗜好品需要の高まりを受け、スタンダードコーラ定番の『ペプシコーラ』をBIGサイズの600mlで発売することになりました」などと経緯と説明した。
近年は「ペプシ ジャパンコーラ」が主力
「ペプシ」自体はスーパーなどで販売されているが、独自フレーバーの「ペプシ ジャパンコーラ」であることがほとんど。従来のスタンダードなペプシ、通称「ノーマルペプシ」を見かける機会は近年少なくなっていた。
同社によると、これまでにも「ノーマルペプシ」は490mlペットボトルや500ml缶など他の容量で通年販売してきた。ところが、あまり巷で見かけない理由については、
「当社として『ペプシ ジャパンコーラ』を中心に販売していることもあり、『ペプシ ジャパンコーラ』はいろいろなチェーン様・店舗様で販売いただいているのに対し、『ペプシコーラ』をお取り扱いいただいているチェーン様・店舗様は『ペプシ ジャパンコーラ』と比べて少ない状況にあります」
と説明。やはり「ノーマルペプシ」がレアであることに変わりはないようだ。
今回の600ml発売に際しては「ペプシファンをはじめとしたコーラ好きの方々からいろいろとお声をいただき、嬉しい限りです」と反響も上々のようだ。ツイッターには、昔からのファンが8本まとめ買いした画像を投稿する人もみられた。
また、ツイッターに投稿された宣材画像の太文字を順に読むと「ジャがりこ愛してる」となることが注目を浴びている件については、
「申し訳ございません、現時点でお伝えできる事はございません。今後にご期待ください」
と回答するにとどめた。
炭酸強め!喉元にシュワーッと気泡を感じる「ノーマルペプシ」
キャリコネニュース編集部では、今回発売された「ノーマルペプシ」と赤いラベルでおなじみの「コカ・コーラ」を改めて飲み比べてみた。
まずノーマルペプシは口当たりに清涼感を強く感じた。ハンバーガーチェーン「モスバーガー」などで馴染みのある人もいるかと思うが、炭酸が強めで、飲むと喉元にシュワーッと気泡が当たるのを感じた。
続いて、コカ・コーラを飲むと、第一印象は「甘い」の一言だった。ペプシに比べて味が濃く、コーラ独特の香りも強い。同様にゴクゴクと飲むと喉元にはヌルっとした甘みが残った。
ペプシにも、コカ・コーラとは異なる独特の香りがあり、この辺りが好き嫌いの分かれる部分だろう。炭酸の強さも大きく違うので、夏本番に清涼感を求めるならば、ペプシを選ぶのも一つかもしれない。
価格は、ファミマ限定の「ノーマルペプシ」が600mlで119円(税込み)とやや安い。これまでコカ・コーラが築いてきた牙城を切り崩せるか、要注目だ。