愛し合って結婚したものの、月日が経つにつれ相手の嫌な部分が目につくようになることがある。特に子どもが生まれ生活スタイルが変化すると、「父・母」としての役割が求められるため、夫婦関係も変化する。
愛知県の30代女性は、職場の先輩である夫と結婚し、現在5歳と3歳になる2人の子どもに恵まれた。夫は料理上手で子どもの世話もしてくれるが、女性は不満を感じている。
「『恋は盲目』とよく言ったもので、付き合っている時は気にならなかったことも、子どもが生まれてからは本当に些細なことが気になる毎日です」
今回はこの女性の日々の生活と夫に対する不満を紹介する。(文:コティマム)
「子どもをお風呂に入れて」「わかった」タバコを吸いにベランダへ行く夫
女性は夫について、「料理や洗濯物、子どもの世話など、いろいろしてくれる方」とは思っている。しかし夫がそれらを「完結できないこと」に対して不満を抱く。
「ご飯を作ってくれるのはありがたいのですが、使ったフライパンはそのまま。コンロに飛び散った油やシンクに放置された野菜クズなどは、結局私が片づけるハメに。食洗機も食器をキレイに並べず重ねて置いていく。夫に任せた食器は洗いあがっても油がついているので結局洗い直し。二度手間にしかなりません。洗濯物は『干す・取り込む』はできるのですが、タンスにしまわず放置」
家事をやってくれるのはいいが、結局やり直さねばならないため、女性は「本人は家事を分担しているつもりだと思うのですが、手伝うなら最初から最後まで1人で完結してほしいです。どんな家事でも片づけの方が労力を使うって気づいてほしい」と切実に訴える。
また子育てにおいて、「自分のペースを崩さない夫」に対してもイライラが募るようだ。
「"喫煙者あるある"かもしれませんが、夫はすべてにおいて、タバコを吸ってからでないと行動できません。『子どもをお風呂に入れて』というお願いに対して、『わかった』とタバコを1本持ってベランダへ……。今すぐやってほしいから言っているのに!」
子育て中の母親は、子どものペースに合わせて動かざるを得ない。「この瞬間」こそ手伝ってほしいのに、夫に自分のペースを貫かれれば、やるべきことの時間はずれ込む。そして、そのツケは母親が払うのだ。
「好きで時短勤務していると?これまでと同じように働けるのは誰のおかげ?」
女性は夫からの「思いやりが見えない」部分にも不満を感じている。
女性は夫と同じ職場で共働き。土日関係なく不規則で、遅くまで仕事をすることが多い。夫は普段21時頃まで帰宅できないため、女性が時短勤務を取得。必然的に、子どもの保育園送迎は女性の担当だ。とはいえ、女性も自身のキャリアについて思うところがある。
「仕事の評価を上げるために企画を立案しようと思っても、時短ではリサーチなどの時間がないため厳しい。日中は仕事、夜は家のことがある。上司からは『子育て中のあと10年はこのままの評価でしょう』と言われました」
女性はある時、「私の会社からの評価って、低いままだよね」と切ない気持ちを夫に漏らした。すると夫の返事は「もっと自分で企画を出していかなきゃ無理だよね」だった。
時短勤務で子どもの送迎をして、帰宅すれば家事。そんな時間がどこにあるというのだろうか。それでも女性は懸命に努力し、企画を通した。
「企画が通り仕事を進めている期間も、子どものお迎えは当たり前のように私。 少しでも残業して仕事を整理したいと思ってもできず、精神的にも体力的にもつらい日々が続きました。夫に『ちょっとでも会社に残れるといいんだけどね』と言うと、『まぁ時短じゃ無理だよね』と。私が好きで時短で働いていると思っているのでしょうか。そもそも、あなたがこれまでと同じように仕事ができているのは誰のおかげだと?夫として一言感謝が欲しいだけなんですけどね」
子どもが生まれる前と同じペースで仕事ができ、環境が変わることもない夫。産後から仕事・子育て・家事のすべてをやらなければいけなくなった妻のしんどさは、想像できないのかもしれない。
「もはや夫に対して『愛情』は薄く、家族としての情しかありません。ほんの少しでも『気遣いの言葉と行動』を見せてくれたらいいのにと思っています」
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