モナコ公国は、5月20日から23日に行われるF1グランプリに、最大で7500人の観客を受け入れることを承認した。
2020年シーズンには、新型コロナウイルスのパンデミックにより、史上初のグランプリ中止を余儀なくされたモナコGPだが、今季はカレンダーどおりの開催が予定されている。
5月8日に行われたフォーミュラEモナコ戦に向けて海岸沿いにグランドスタンドが建設され、最大6000人の観客受け入れが認められた。F1については、これが7500人まで拡大される。
ただし現地で観戦を楽しむためには、観客は会場に入る前の72時間以内に受けたPCR検査で陰性であったことを証明する必要がある。
2021年開幕戦バーレーンGPでは4500人の観客受け入れが認められたが、第2戦のイモラと第3戦ポルトガルでは、無観客開催にせざるを得なかった。
バルセロナのサーキット・デ・カタロニアでのスペインGPは、1000人の観客を前に行われている。観客にはマスクの着用が義務付けられ、飲食も禁止されていた。
バルセロナ・サーキットの支配人であるジョセップ・ルイス・サンタマリアは、「観客に向けて徐々に扉を開いていくための最初の一歩を踏み出せたことに、とても満足している」と語った。
「今回は少人数であるとはいえ、モータースポーツを愛する人々を再び受け入れられるようになったのだ」