「依存性が高い」とされているギャンブル。しばしば射幸心を煽られ、負のスパイラルに陥る人も少なくない。パチンコにのめり込む30代男性(商社系/年収450万円)は、キャリコネニュースに「ついつい勝った時のことを考えてしまい、行きたくなる」という声を寄せている。また60代男性は、
「パチンコを始めて45年が経ちます。総額500万円以上のマイナスです。最近は2万円を上限にスロットを打ち、負けたら帰っています」(流通・小売系/年収350万円)
とコメント。今回は、パチンコなど「ギャンブルがやめられない人」の声を紹介する。(文:鹿賀大資)
「当たった時に出る、あのGOGOの光と同時に響く"キュイン音"が最高」
20代女性(パート/年収100万円未満)は、これまでパチスロに総額200万円を投じているが「やめたくない」という。その理由は、老舗機種の1つ「ジャグラー」にある。
「当たった時に出る、あのGOGOの光と同時に響く"キュイン音"が最高」
いわゆるジャグラーの"ペカリ"のことで、その効果音はラッキーボイスと呼ばれているものだ。そんな女性は日々のルーティンについて「早朝に運輸業者の仕分け作業。そこから子どもを保育園に預け、毎日出勤」と述べている。もはや女性にとって、ジャグラーはライフワークといえそうだ。
「転職で失敗した時には、彼女のお金にまで手をつけてしまった」
年収450万円の30代男性(IT・通信系)は、パチンコ歴約15年。これまでにパチンコで「1300~1500万円を使っている」というから筋金入りだ。男性は「パチンコ生活と縁を切りたい」と思いつつも「今まで失った時間とお金の虚しさからやめられない」と胸中を明かす。さらに、
「転職で失敗した時には、彼女のお金にまで手をつけてしまった。それが原因で別れたが、今もやめられない。借金を早く精算してやめたい」
と綴っている。
「競馬歴30年。総額2000万円は使いました」と語るのは40代男性(サービス系/年収600万円)。競馬がやめられない理由について「必ず取り戻せると思っている自分がいるからです」と述べ、「借金をして競馬を続けています」と打ち明ける。
「借金の完済歴は3回。それでもまた借金をしてしまい、結局は同じことを繰り返しているだけです。しかし、ここまで来たら引くに引けず……」
男性は「いまだに一発逆転を狙っています」と書いていた。
※キャリコネニュースでは引き続き「パチンコなどギャンブルがやめられない人」や共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。
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