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メルセデス・ベンツ、"ちょうどいい"サイズの本格的な純電気自動車「EQA」発売

2021年05月10日 12:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「EQC」に続く純電気自動車第2弾となる「EQA」を発売した。

「EQA」は、全長4,465 mm、全幅1,835mm(AMGラインを選択した場合の全幅1,850mm)、全高1,625mmと日本の道路環境下において取り回しのよいサイズでありながら、SUVとしての日常の使い勝手も両立させた電気自動車。また、422km(WLTCモード)と十分な航続距離を実現している。

また、これまでの同社の特長である安全性、操縦安定性、快適性、利便性、品質などを高いレベルで並立。さらにユーザーが電気自動車を購入するに際しての不安を解消する数々のサービスも用意している。これらのハード面、及びソフト面の充実により、電気自動車として強く意識するのではなく、従来と同じような生活スタイルで使用できることを目指しているという。

フロントアクスルにモーターが搭載され前輪を駆動し、最高出力は190PS(140kW)、最大トルクは370N・mを発揮。十分な加速力を持ちながら、従来の自動車からの乗り換えであっても違和感を感じないスムーズな制御がされている。車体へのモーターの搭載方法を工夫し、モーターからの振動や騒音が車内に伝わらないよう配慮した結果、従来の電気自動車よりもさらに静粛性を高めている。

高電圧バッテリーはリチウムイオンを採用しており、前後アクスル間のフロア部に搭載。容量は66.5kWh、航続距離は422kmとなる。6.0kWまでの交流普通充電と、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応。また電気自動車でありながら、先進性の表現だけでなく、これまでの同社の特長である安全性、操縦安定性、快適性、利便性、品質などを高いレベルで実現している。

さらに、航続距離を伸ばすために、大型の高電圧バッテリーを採用するだけではなく、効率的な回生制御を採用。回生ブレーキの強度は5段階の手動設定が可能となる。

デザインは、同社のデザインの基本思想である「SensualセンシュアルPurityピュリティ(官能的純粋)」をより先進的に表現する「プログレッシブ・ラグジュアリー」というコンセプトの下にまとめられている。エクステリアデザインは、前後のオーバーハングが短く、パワフルでありながら、クーペのようにスタイリッシュで、曲線を用いたデザインが特徴の都市型SUVのプロポーションとなる。

インテリアにもEQ独自のデザイン要素を採用。サステナビリティにも配慮し、PETボトルからのリサイクル原料で作られたファブリックを使用し、AMGライン仕様にはレッドステッチ入りのレザーDINAMICAシートが採用され、オプションでブラックのレザーシートも選択することができる。

セーフティバッテリーは堅牢なフレームの中に納められており、従来アンダーフロアのクロスメンバーが担っていた構造機能も果たしている。また、安全運転支援システムも標準装備とし、アクティブセーフティも追求している。メーカー希望小売価格は640万円(税込)。(エボル)