中国・吉林省延辺朝鮮族自治州の龍井市に位置する琵岩山文化旅遊風景区で、吊り橋のガラスの床が強風により落下する事故があった。当時吊り橋を渡っていた観光客1人が、床のない橋の上に取り残されたという。『自由時報』『東森新聞』などが伝えている。
琵岩山は龍井市の郊外に位置し、遺跡・史跡スポットとしても知られる景勝地だ。事故が発生したのは7日12時45分頃で、現場は記録的な強風に見舞われた。高さ約260メートルの位置に設置された吊り橋は、床のガラスが風でめくれ上がり落下し、ちょうど橋を渡っていた観光客1人が立ち往生してしまった。
幸いにも現地係員の誘導のもと観光客は自力で安全な場所まで移動し、13時20分頃に無事救助されたという。病院へ搬送された後にカウンセリングを受けたが、落ち着いた様子だったそうだ。事故後、琵岩山文化旅遊風景区は封鎖され、全面的な安全点検が行われている。
画像は『自由時報 2021年5月8日付「嚇死! 玻璃吊橋被風「吹破」 遊客高空嚇到腿軟」(圖取自微博)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)