近年では、電話対応に苦手意識を持つ若者が多いとされている。そんな彼らにとって、コールセンターはハードな職場の一つといえるだろう。キャリコネニュース読者からは「コールセンターを即行で辞めたエピソード」が多く寄せられている。30代女性は
「電気関係の会社のコールセンターで働いていたが、問い合わせするなり突然キレだす客が多かった。職場内も、教え方がど下手な人ばかりだったので、2か月で退職した」(千葉県/派遣社員)
と綴る。結局2か月で退職した。その途端、止まっていた月経が始まったことから、女性は「相当なストレスだったんだなと思った」と語っている。
ほかにも、キャリコネニュースに寄せられた、コールセンターを即行で辞めたエピソードを紹介する。(文:林加奈)
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パワハラ・モラハラでうつと適応障害を発症。休業要請するも却下され即日退職に
千葉県の30代男性も、コールセンターを2か月で退職した。仕事を辞めるまでの経緯について、
「上司や同僚からのパワハラ・モラハラによって、うつと適応障害を発症。『電車に飛び込んだり、階段から落ちたりしたら仕事を休めるかも』とずっと考えるようになった。診断書を人事に提出し、治療のために休みたい旨を伝えたが却下。即日退職を促されたので、そのまま退職した」(千葉県/派遣社員)
と明かす。男性は「退職が決まった瞬間から、精神的な重荷が軽くなったのを実感した。今では体調も良い」と後悔はないが、「当時を振り返ると腹が立ち、弁護士に相談すればよかったと思う」と胸中を語っている。
「事務のはずがコールセンター、電話で怒られ上司に嫌味や文句を言われた」
沖縄県の20代女性は、前職の応募理由について「入社前の見学では、事務の仕事を見せてもらいました。募集内容も書類の送付やちょっとした案内だったので応募しました」という。ところが
「いざ入社すると、コールセンターで延々と保険の案内をする仕事。保険なんてみんな入っているし、『電話1本で加入できる』と説明すると怪しまれて、まったく顧客獲得できませんでした。夜の9時前まで電話をかけ続けないといけないので、怒る方もたくさんいました」(事務・管理)
求人内容と違う仕事をさせられたうえに、怒られてばかりではたまったものではない。女性は「時間管理システムがあって、サボるとバレるので、とにかくつらかった」と振り返る。また、退職の決め手については、
「その職場では、上司もみんな若かったです。私の直属の上司は20代前半の女性でしたが、気分屋。私だけに嫌味を言ったり、みんなの前で遠回しに私への文句を言ったりしたので、もうこれは無理だと思い辞めました」
と打ち明けた。
若い上司が多いのは、仕事を続ける人が少ないからだろう。上司にとっても部下にとっても、職場の雰囲気は最悪だったに違いない。女性は「今の職場は人間関係も仕事内容も満足なので、前職を辞めてよかったと思っています」と語った。
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