2021年F1ポルトガルGPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは5番手だった。FP3では7番手(1分19秒050/24周)。予選Q1では1分19秒309で5番手、Q2では1分18秒813で7番手、Q3では1分19秒039で5番手だった。この結果はサインツにとってフェラーリ移籍後ベストで、チームメイトのシャルル・ルクレールに予選で勝ったのは初めてのこと。
サインツは、決勝をソフトタイヤでスタートする。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツJr. 予選=5番手
突風とトリッキーなコンディションのせいでとても難しかったけれど、自分の予選については満足している。コースに出たときに自分はいいドライビングができていると感じられたし、週末を通してセットアップについて良い判断ができていた。
僕にとって一番良かったのは、自分のアプローチがうまくいっていたようで、セッションごとにマシンのフィーリングが改善していったことだ。改善の余地はまだまだあるけれど、今日は一歩前進できたと思うし満足している。
ただ、ミディアムタイヤでQ3に進めたらもっと良かったね。ミディアムでのペースは良かったんだ。予選2回目のラン(の最初のアタック)でトラフィックに引っかからなければ、より理想的な形でQ3に進めたはずだ。でも、Q1で最初のアタックがうまくいってソフトタイヤを1セット残すことができていたから、不要なリスクは避けて、ソフトでQ2を突破することにした。Q3では良いラップを刻んで5番手を獲得できた。
レースはタイヤの面では不利だけど、スタートを決めてタイヤマネジメントをうまくやれば、大量得点をかけて戦える自信がある。さあレースだ! アスタ・マニャーナ(スペイン語で『また明日』の意味)。
■ルクレール「ミディアムでスタートできるのは有利なはず」
2021年F1ポルトガルGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは8番手だった。
FP3では6番手(1分19秒001/23周)。予選Q1は1分19秒373で7番手、Q2は1分18秒769で6番手、Q3は1分19秒306で8番手となった。決勝はミディアムタイヤでスタートする。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 予選=8番手
今日のQ3では単純に自分のパフォーマンスが不十分で、望んでいたレベルに達していなかった。今日のコンディションではみんな苦労しており、僕はちょっとプッシュしすぎたと思う。そのせいで自分のベストラップで、マシンのリヤが暴れてしまったんだ。
良かった点はミディアムタイヤでQ2を突破できたことだ。明日のレースでは特に序盤は有利になると思う。フリー走行ではソフトタイヤのほうがグレイニングがひどかった。自分の周りはみんなソフトでスタートするので、ミディアムスタートがアドバンテージになるといいなと思っている。
みんなほとんど差がないから、一番ミスが少なかったドライバーが最終的に前に出ることになるだろう。