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Moto2:羽田太河「さらに自信がついた。決勝は完走したい」/MotoGP第4戦スペインGP

2021年05月02日 17:31  AUTOSPORT web

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Moto2:羽田太河(NTS RW Racing GP)/2021MotoGP第4戦スペインGP
5月1日、ロードレース世界選手権MotoGP第4戦スペインGPのMoto2クラスに代役参戦している羽田太河(NTS RW Racing GP)は、30番手グリッドを獲得した。

 羽田は第1戦カタールGPで左手首を骨折したバリー・バルトゥスの代役としてMoto2クラスデビューを果たした日本人ライダーだ。

 アジアロードレース選手権(ARRC)のSS600、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスに参戦してきた羽田は、昨年からFIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権にフル参戦している。

 CEVのMoto2クラスではホンダの4気筒600ccエンジンを搭載したマシンを駆るが、ロードレース世界選手権のMoto2クラスはトライアンフの3気筒765ccエンジンと仕様が異なる。初めて駆るマシンに苦労し、予選Q1で16番手タイムをマークし、30番手グリッドを獲得した。

 羽田は「昨日よりも明らかに速く走れたことで、明日のレースに向けてさらに自信がつきました。もちろん、完走したいし、最後尾で終わりたくありません。チームの努力により、それは可能なはずです」とコメントした。

 チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは「羽田太河にとっては、とても良い一日だった。いきなりグランプリの世界に飛び込むのは簡単ではない。しかし、今日のようにラップタイムが向上したことは素晴らしいことだ」と語った。

「バイクのことを本当に理解するには、週末だけではなく、もっと長い時間が必要だ。太河にとっては、今後のキャリアに利益になる良い経験になったと思う。チームとライダーの献身的な努力で、明日は世界選手権でポイントを獲得できるような場所を目指して頑張りたい」