2021年F1第3戦ポルトガルGPが4月30日から5月2日に開催される。ポルティマオのアルガルベ・サーキットでのF1開催は2回目となり、ホンダとパートナーチームであるレッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリは、昨年のデータをもとにして準備を進めている。
2020年のポルトガルGPでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台、アルファタウリのピエール・ガスリーが5位入賞を果たしているだけに、今年はさらなる好結果が期待できそうだ。
フェルスタッペンは第2戦エミリア・ロマーニャで2021年初優勝を挙げた。ホンダは「1992年モナコGP・カナダGP以来の連勝、およびホンダとしての通算80勝目をかけてレースに臨みます」と意気込みを示している。
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、これまでの2戦にいい手応えを得ており、今後も最大の結果を出すべく、万全の準備を整えることを目指していると語った。
「イタリアのイモラ・サーキットで行われた第2戦エミリア・ロマーニャGPでは、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝し、これまでに比べてシーズン序盤からライバルに対していい戦いができていると感じています」と田辺テクニカルディレクターはコメントしている。
「また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも多くのライバルチームと非常に力が拮抗している戦いの中で、よいパフォーマンスを見せています。長いシーズンの2戦を終えたばかりです。この先の1戦1戦を大事に、常に全力で両チームのメンバー、そして4人のドライバーとともに戦っていきたいと思います」
「今回のレースの地となるアルガルベ・サーキットは、ポルトガル南部のビーチリゾートにほど近い丘陵地帯にあることから、高低差が大きくアップダウンに富んだレイアウトが特徴です。昨年は、コロナ禍の影響を受けたカレンダー変更により、この地で初めてF1のレースが開催されました。今回は2回目の開催となるので、チームそして我々ホンダともに昨年のデータを参考にしてレースの準備を進めています」
「今のところ金曜日に若干、雨の確率が高いという予報が出ています。貴重なフリー走行の時間をうまく使いながら、今年の新しいPU(パワーユニット)でのデータを収集し、予選・レースに臨みたいと思います」