職場の洗礼は、右も左も分からない新入社員が味わう最初の壁だ。そんな新入社員時代のほろ苦い経験を、ふと思い出す人も少なくないだろう。神奈川県の40代女性(事務・管理職/年収500万円)は「1年目は土日休みがなかったです」と切り出す。
「私が新卒で入社した会社は、ボーリングや地引き網、テニス大会など、とにかく社内行事が多いところでした。しかも私の教育係は、社内の運動部のマネージャーをしていた先輩。退職を控えているとのことで、その引き継ぎも頼まれましたが、さすがに断りました」
さらに女性は「9割以上が男性の職場でした」と続ける。今回はこの女性の投稿を紹介しつつ、他の新入社員時代の思い出を語る人の声も見ていこう。(文:鹿賀大資)
男性ばかりの職場に紅一点「変なモテ期がずっと続いていました」
男性従業員が多かった職場環境から、在職中は「変なモテ期がずっと続き、接点のない人から食事に誘われることも頻繁にありました」と語る女性。業務中も周りの男性従業員から常に視線を向けられており、仕事とは関係のない容姿などを指摘されることも多かったそうだ。
「あの頃は、まったく気が休まらず、バレンタインデーも大変でした。今では考えられない出来事ですが、何も知らない若者だったので、それが普通と思っていました。今の職場の若手は、定時後や土日休みを楽しめているようで、羨ましいです」
「仕事中は『時間の経過が遅すぎる』と感じていたほどです」
北海道の40代女性(福祉・介護/年収200万円)、かつて1か月だけアルバイトとして在籍した「舞台照明会社」での苦い思い出を明かす。専門学校の先生に紹介され、採用に至ったというが、
「労働時間が定まらない仕事で、しばしば日をまたぐことも。入社1か月で限界を感じ、社長に辞める旨を伝えたらそれっきりで、給料の未払いを受けました。結局あちこち相談に行って半年後に半額だけもらえましたが、未だあの会社への不信感が残っています」
ほかには、
「何も指示されず、ひたすら資料を読むだけだった新入社員時代。仕事中は『時間の経過が遅すぎる』と感じていたほどです。今は後輩もできましたが、通常業務をしながらのOJTは難しい、と痛感。現状は後輩を放置しがちです。これは職場環境の改善が必要なのでは」(20代女性/愛知県/事務・管理職/年収200万円)
「約25年前に某大手企業で体験したことです。そこには高卒の新入女子社員に手当り次第、声をかけまくっては、ラブホに連れ込む変態野郎がいました」(40代女性/神奈川県/パート・アルバイト/年収100万円)
といった声も寄せられていた。
※キャリコネニュースでは引き続き「新入社員の頃の思い出」
のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えて下さいや緊急事態宣言でも出社などのアンケートを募集しています。