2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦決勝レース(30周)が三重県・鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が開幕戦に続き2連勝を飾った。ポールシッターの福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はレース中盤までトップを快走するも、タイヤバーストのアクシデントに見舞われ、まさかのリタイアとなった。
最前列の福住と野尻はクリーンなスタートを切ったが、3番グリッドの大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が失速。後続に飲み込まれるように大きくポジションダウンしてしまい、福住、野尻、平川亮(carenex TEAM IMPUL)、笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の順でオープニングラップを終える。
この直後に130Rでアクシデントが発生。13番グリッドから10番手までポジションを上げていた国本雄資(carrozzeria Team KCMG)がタイヤアクシデントからバリアに突き刺さり、横転するほどのクラッシュに見舞われる。幸いドライバーに大きなけがはなかった模様だが、このアクシデントによりレースは16周目にセーフティカー(SC)が導入された。
この時点でピット作業を済ませていなかったのは宮田莉朋、ジュリアーノ・アレジの2台。Kuo VANTELIN TEAM TOM’Sはすぐさま2台を揃ってピットへ呼び戻し、宮田は6番手、アレジを11番手でコースに戻すことに成功した。