4月25日、2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースのJSB1000クラス レース2が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
レース1よりも2周多い16周という周回数が設定されたレース2。レース1と同様に清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)がホールショットを奪ってレースをリード。濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、岩田悟(Team ATJ)、中須賀と続く。
オープニングラップで岩田を捕らえて3番手に上がった中須賀。清成、濱原、中須賀が3台でトップ集団を形成。この3台を追いかけたのは亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)だった。
3周目。中須賀が濱原の前に出て2番手浮上。清成を追いかけ始める。3番手に後退した濱原はあきらめずに中須賀のテールに張り付く。亀井は集団から離れることなく周回を重ねた。
6周目に濱原が大きく遅れ、トップ集団から脱落。亀井にもかわされて4番手に後退。これで清成と中須賀の一騎打ちに。
テール・トゥ・ノーズのまま周回を重ねる清成と中須賀。残り4周になった13周目のストレートで中須賀が前に出る。清成が1コーナーでかぶせるも中須賀はインをついてトップ浮上。中須賀はペースアップしてあっという間にトップ独走体制に移行した。
中須賀はハイペースで周回を重ね、5秒ものアドバンテージを築いて開幕4連勝を達成。清成は悔しい2位。亀井がJSB1000クラスで初の表彰台を獲得した。