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【花粉症対策】みんなが手放せない花粉症の必須アイテムとは?

2021年04月25日 11:21  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース

花粉症シーズン真っ最中の現在、少しでも症状を和らげようと、花粉対策グッズを購入したり、食べ物・サプリを摂取している人も多いのではないでしょうか。使っているうちに、その便利さや効果の高さに手放せなくなった「必須アイテム」、同じ花粉症患者としては気になりますよね。

そこで今回は花粉症に悩むマイナビニュース会員を対象に「花粉症と戦うための必須アイテム」についてアンケート。みんながどのようなアイテムを使っているのか、おすすめしたいアイテムについて聞いてみました。
花粉症と戦うための必須アイテム、1位は「マスク」

まずは、花粉症に悩む人がどのようなアイテムを使って花粉症の時期を乗り切っているのか尋ねました。
○Q.花粉症と戦うための必須アイテムを教えてください(複数選択可)

1位 マスク ―――78.0%
2位 ティッシュ ―――73.3%
3位 目薬 ―――64.9%
4位 花粉症対策眼鏡 ―――13.4%
5位 コロコロクリーナー――― 10.3%
その他(自由回答) ―――10.3%

花粉症と戦うための必須アイテムで、最も多かったものは「マスク」でした。次いで「ティッシュ」、やや少なく「目薬」と続いています。花粉から目をガードする「花粉症対策眼鏡」は意外と少なく、10割強にとどまる結果となりました。

花粉症の時期には欠かせないマスクやティッシュ。その中でも特にお気に入りで、他の花粉症の人にもおすすめしたいものといったらなんでしょうか。具体的なアイテムについて聞いてみました。
■花粉を除去・ブロックするアイテムならこれ!

○Q.花粉症の人達におすすめしたいアイテムがあれば教えてください

男性/51歳
自宅の部屋に花粉除去機能の付いた空気清浄機を使っています

男性/54歳
室内だと加湿器

女性/35歳
花粉キャッチレースカーテン

男性/51歳
花粉を除去できる衣服用ブラシなどが必需品です

女性/47歳
花粉がなかなかつきにくいようなツルツル系の洋服

男性/55歳
首かけエアクリーナー

男性/45歳
薬局で買える花粉をブロックしてくれるというスプレー

女性/47歳
鼻の穴にぬって花粉をブロックする薬

多かった回答は、家の中の空気をきれいにしてくれる「空気清浄機」でした。「プラズマクラスター」「水フィルターが付いているものがおすすめ」「パナソニックがいい」「携帯用の首掛けタイプ」など、具体的なブランドや機能を挙げる人も多くなっています。

また、花粉をキャッチする効果があるカーテンを付けて外からの花粉の侵入を防いだり、花粉の時期はあえて花粉が付きにくい素材の服に切り替えたりという工夫をしているという声もありました。
■目のかゆみ、充血を軽減するならこれ!

男性/44歳
目がかゆくならない抗菌の目薬

女性/30歳
涙の成分に近い、目薬 防腐剤無添加のものを愛用しています。多少、気持ちで楽な気がします

男性/61歳
花粉症用のゴーグルを装着すると目の症状は完全にブロックできる

女性/46歳
眼鏡の上に装着できるゴーグル

男性/47歳
ロート製薬の目を洗う製品。カップがぷにぷにしていて使いやすい

花粉が目に入らないようにするゴーグルや眼鏡をおすすめしている人も目立ちました。普段使っている眼鏡の上に装着できるゴーグルを使えば、2重のガードでより効果が高そうですね。

あまりの目のかゆみに、「目を取り出して洗いたい!」と思ってしまうものですが、そんな時に使いたいのが洗眼薬。製品によって、すすぐ際に使うカップの形状や素材などに違いがあるので、自分にぴったりのものも見つかりそうです。
■マストアイテム「ティッシュ」使うならこれ!

男性/40歳
エリエールの 贅沢保湿 ローションティッシュ

男性/49歳
ネピアの鼻セレブというティッシュ

男性/55歳
外で使いやすいティッシュホルダーケースを持っています。花粉症でない人でも、気に入るんじゃないかな~?

男性/40歳
ウエットティッシュは鼻下が擦れなくて良い

男性/64歳
柔らかな、しっとりとした、少し高いティッシュペーパーが必須

男性/66歳
ティッシュペーパーの代わりに柔らかいトイレットペーパーを使っています

男性/45歳
銘柄はなんでもいいので、クール系のボディーウォッシュペーパー。

花粉症の時期は、家でも外でもティッシュは欠かせません。1日に何度も使うものだし、吸水性や肌ざわりにもこだわりたいものです。そこで多くの人が挙げていたおすすめティッシュは「潤いがある柔らかいもの」でした。

「鼻セレブ」「贅沢保湿 ローションティッシュ」など、ちょっと高価な商品をおすすめする声が目立ちましたが、それは「何度も鼻をかむので、安いティッシュだと肌が荒れる」「普通のティッシュだと鼻が痛くなる」といった経験からきているのでしょう。


■季節問わず使うマスクのおすすめはこれ!

男性/47歳
「フィッティシルキータッチモア」のマスク

女性/32歳
「クレベリン」マスク

男性/62歳歳
マスク用のハッカスプレー

女性/38歳
高品質のマスクは欠かせませんね

男性/70歳
のどぬ~るのぬれマスク。口呼吸になってからからになるのが緩和される

今回、最も多くの人が必須アイテムとして挙げたのは「マスク」。コロナ禍になる前から、マスクを使用することが多かった花粉症の人からは、具体的な商品名のほか、「2つ重ねる」「ハッカのスプレーをする」といった工夫の声が寄せられています。

また、鼻がつまるので、口呼吸になることも多いのですが、そこで気になるのは口やのどの乾燥ですよね。予防策として、「マスクを濡らして使う」といった人もいました。
■体の中から花粉症対策!食べるならこれ!

男性/48歳
毎日飲むヨーグルトを飲んで腸内環境をよくして体質改善をする

男性/56歳
納豆が良いと思います。なかなか毎日続けるのは、大変です

女性/62歳
お茶類では甜茶を飲み野菜ではレンコンを食べると緩和されるような感じがあって自分には良いと思います

男性/30歳
ミンティア、メントールのど飴

女性/33歳
龍角散のどすっきりのど飴は、花粉症にも効く気がする

腸内環境を整えるヨーグルトや発酵食品、甜茶や緑茶といった飲み物を飲んで免疫力をアップさせて「花粉症に負けない体を!」と考える人も一定数見られました。シーズンの前には、テレビやネットなどで花粉症におすすめの食材などが紹介されるので、それを参考にしている人もいるかもしれません。

すでに出てしまっている症状を和らげるために取り入れる食べ物として、多かったのが「ミント」でした。すっきりする上に気分転換になるので、ガムや飴、お茶などいろいろな方法で摂取しているようです。
■薬やサプリを飲むならこれ!

女性/47歳
とにかく病院で処方された飲み薬と目薬!

女性/41歳
ワセリン。鼻の穴に塗って、予防期待するのと、鼻のかみ過ぎによるかぶれを軽減するため

女性/31歳
むずむずというDHCのサプリメント。ハーブオイル

男性/36歳
目薬は、ロートアルガード クリアマイルドZが最強

女性/46歳
コンタック600の40個入り

男性/58歳
花粉が飛び始める少し前から甜茶のサプリメントを飲んでいる

さまざまな方法で対策を取りつつも、やはり薬は欠かせないという人も多くいました。病院で体質や症状を考慮した上で処方される薬が最も効果的という人もいれば、仕事帰りなどに気軽に立ち寄れるドラッグストアで市販薬を購入するという人も。具体的な市販薬の名前を挙げる人もいましたが、自分の体質に合う市販薬を見つけるまで苦労した人もいたようです。

花粉症患者が試行錯誤の上に出会ったアイテムばかり

いかがでしたか? 実際に花粉症に悩む人からのリアルな「おすすめアイテム」だけに、参考になった人も多かったのではないでしょうか。花粉症の症状は一人ひとり異なり、生活スタイルや環境によっても対策の仕方が変わってきますよね。

スギが終わったら、ヒノキ、その後はブタクサと、花粉シーズンはまだまだ続きます。今回ご紹介したおすすめアイテムの中で、取り入れられそうなものがあれば、試してみてはいかがでしょうか。もしかしたら憂鬱になる花粉シーズンからあなたを救う、神アイテムに出会えるかもしれません。

そして今回も、馬車道木村耳鼻咽喉科クリニックの院長、木村至信さんよりコメントをいただきました。
馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長 木村至信さんのコメント

今や国民3人に1人が花粉症という時代です。皆様それぞれに花粉症対策されていますね。医学的に意味があるのは、マスク、空気清浄機、加湿器、ゴーグル、使い切りの防腐剤の入っていない目薬、花粉除去できる衣服のブラシといったところでしょうか。

ツルツルの服や、花粉ブロックカーテンにも、分子の重く大きいスギやヒノキの花粉は付きますので、空気清浄機や衣服のブラシが合わせて必要と考えます。鼻の穴に塗るタイプのものは、医学的効果は不明ですが、メントールタイプのものは鼻の通りが良くなって心地よいですよね。

花粉症の時期、鼻をかみ過ぎてかみ壊し、鼻の入り口にできものができる鼻前庭湿疹になったり、鼻の入り口が切れて痛いという患者さんが多くいらっしゃいます。ティッシュはちょっと高価な、ウエットなものがオススメです。

アレルギー症状を抑えるのは、発酵食品、ビタミンCは医学的効果が証明されています。逆によく聞かれる甜茶やメンソールのど飴などに医学的なエビデンスはありませんが、取り入れることで粘膜が潤い、症状が軽減することは多いに考えられます。

花粉症に効くというより、痛んだのど、鼻、目の粘膜をどのようにケアーするかというところが選ぶポイントだと思います。

他にアレルギーを抑えるポイントは、規則正しい生活、充分な睡眠時間、そして笑顔でいること。自律神経を整えることで、アレルギー症状の悪化を抑えるのです。こんな状況ですが楽しみも諦めないでくださいね。

耳鼻咽喉科医学博士の私としては、最近は眠くない安価な薬も増えているので、抗ヒスタミン剤の早めの予防投与に、自分なりの神アイテムをお守りのようにとにかく信じて続ける、というのがオススメです!

○取材協力:木村至信(きむら・しのぶ)
横浜市の馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長・産業医・医学博士。テレビやラジオのレギュラー番組を持つタレントでもあり、「木村至信BAND」でメジャーデビューする女医シンガーの一面も。

調査時期: 2021年3月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 1,025人
調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)