19歳でITSファイナリストに選出、デザイナー八木華が個展を開催

デザイナーで美術家の八木華が、個展「fragments」を目黒区に位置するカフェギャラリー trafficで開催している。会期は6月14日まで。

　八木華は1999年、東京生まれ。都立総合芸術高校卒業後、ここのがっこうに進学。2019年には欧州最大のファッションコンペティション 「ITS（International Talent Support）」のファッション部門ファイナリストに弱冠19歳で選出され、話題を集めた。ITSへの出展作品は「Repair」と名付けられたコレクションで、青森の民族衣「ぼろ」にみられる裂織や刺しなどによる修復技法に着目。千人針を着想源に、約100人が針を通して制作された「boro couture」が評価された。
　fragmentsでは、八木の「『着る服（リアルクローズ）』から『鑑賞する服（アート）』へ」というスタイルに着目。制作活動中に生み出された生成物を「切片（fragments）」と称し、作品として再創造した「鑑賞する服」を披露している。

■fragments会期：2021年4月22日（木）～2021年6月14日（月）住所：東京都目黒区自由が丘1-25-21休廊日：水曜日、第1・第3火曜日開館時間：11:00～19:00