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オンワードHDがOMOストアの旗艦店を公開、お直しサービスやリユース品の販売も

2021年04月23日 20:42  Fashionsnap.com

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「オンワード・クローゼットストア」ららぽーと TOKYO-BAY店の内部 Image by: FASHIONSNAP.COM
オンワードホールディングスが、実店舗とECが連動したOMO型の新業態ストア「オンワード・クローゼットストア(ONWARD CROSSET STORE)」を立ち上げた。4月24日にららぽーと TOKYO-BAYにオープンする旗艦店では店頭での物販に加え、オンライン上の商品をブランド問わず取り寄せて試着・購入できる「クリック&トライ」やリペア&メンテナンスなどのサービスを導入し、新たな顧客体験を提供する。

 同社はビジネスモデルの改革に着手しており、OMOストアの出店はその施策の一つ。今年4月10日にイオンモール羽生に1号店、mozo ワンダーシティに2号店がオープンし、3号店となるららぽーと TOKYO-BAY店はOMOストアの旗艦店と位置付ける。

 旗艦店はオンワード樫山のブランド「シェアパーク(SHARE PARK)」の店舗があった区画に出店し、売場面積は331平方メートル。1号店、2号店と同様に「ワーク(WORK)」「ホリデー(HOLIDAY)」「ウェルネス(WELLNESS)」の3つの軸を設け、「23区」「エニィファム(any FAM)」「ハッシュニュアンス(#Newans)」といった自社アパレルやアクセサリーのほか、コスメやフェムテック商品、食品、雑貨などを他社ブランドも含めてバリエーション豊富に取り揃える。ステーショナリーも取り扱っているため、1000円以下で買える商品から2万円台まで価格帯は幅広い。試着室は6つ設けている。

 OMOストア最大の特長となるサービス面ではクリック&トライのほか、スタイリストを指名して買い物を楽しむことができる「パーソナルスタイリング」、動画で紹介した商品の購入や試着予約ができる「スタイリングライブ」、3DCADを活用し、利用者の体型に合わせて商品の着用イメージを確認できる「カスタマイズ」、他社ブランドも含めて服のリフォームやお直しに対応する「リペア&メンテナンス」、不要になった自社製品を回収する「グリーンキャンペーン」を展開。同社として初導入となったカスタマイズでは23区のパンツ3型を取り扱い、ウエストと丈を体型や好みに合わせて選択できる。サイズは19号程度の大きなサイズまで対応する。また、同店限定でリユース品の販売にも取り組む。


 現在はトライアルの段階としていることから、OMOストア事業の初年度の売上目標は非公表。今後の出店計画についても、3店舗の反響を見て判断していくという。OMO ストアカンパニーの前川真哉課長は先に出店した2店舗について「これまで我々の事業はアパレルがメインだった。OMOストアでは幅広い商品群を展開していることもあって、顧客層が拡大できた」と手応えを語る。「サービスにはトレンドがないのでリピーターも取り込めると思う」と考えを示し、OMOストア事業を通じて新規顧客開拓を目指す。


■ONWARD CROSSET STORE ららぽーと TOKYO-BAY店オープン日:2021年4月24日(土)住所:千葉県船橋市浜町2-1-1 ららぽーと TOKYO-BAY 1階電話番号:047-421-7170営業時間:10:00~20:00定休日:不定休 ■ONWARD CROSSET:公式サイト