岩手県大槌町が同町をPRするための短編アニメーションを制作することを発表。併せて蒼井翔太が、PRアニメに登場する大槌駅のイメージキャラクター・大槌カイ役に決定した。
【大きな画像をもっと見る】国内はもとより海外まで見据えたPRプロジェクトとして立ち上げられたこの短編アニメーション制作。コロナ禍により往来が物理的に遮断され、商業のあり方や消費行動が激変したことに対応していくためのプロジェクトであることが、平野公三町長から明かされた。大槌カイには、物理的距離、言語、国境などを超えた相互理解のツール、さらには大槌の新しい魅力を伝える町内商業者にとっての知的財産としての役割に期待がかかっている。
大槌カイのキャラクターデザインは「薄桜鬼」シリーズなどで知られるイラストレーターのカズキヨネが担当。身長、体重、生年月日をはじめ、東日本大震災の津波によって最愛の父が行方不明になったことなど、大槌カイの詳細な設定も公開された。短編アニメは今秋の公開に向けて制作が行われている。
また、PRプロジェクトのプロデューサーには蒼井が所属する株式会社Sの代表であり、岩手県・大槌町出身で三陸▼おおつちPR大使も務める佐藤ひろ美が就任。蒼井、カズキヨネ、佐藤プロデューサーからはコメントも到着した。
■ 蒼井翔太(大槌カイ役)コメント
この度、大槌カイ役を務めさせて頂くこととなりました。2011年3月11日の東日本大震災の事も、10年経った今でも、まだまだつい最近の事のように思い出します。カイ自身も、その大きな震災に深く関わりがあり、悩み、葛藤し、それでも…大好きな故郷、大好きな人たちのために、そして、自分のためにも…。そんな大きなテーマの重なる人物なので、精一杯、力の限り務めていきたいと思ってます! とても未来に希望が出来るような作品になるように、演じたいと思います!
■ 佐藤ひろ美(プロデューサー)コメント
大槌町と大槌カイがアニメーションでどのように描かれるのでしょうか!? 2019年に三陸聖地化委員会の皆さまと一緒に考えたキャラクター「大槌カイ」。その時は「アニメになったら素敵だな~」「ホント!アニメ化は夢ですね~」なんてお話をメンバー内でしておりましたが、まさかこんなに早く願いが叶うとは! とても嬉しいです。ありがとうございます。このアニメーションを通して「大槌町の魅力」をたくさんの方に知ってもらいたいですし、大槌町の皆さまには「アニメーションの可能性」を知っていただきたいです。そして大槌町の素晴らしさを大槌カイ君には大いに宣伝してもらいたいです。がんばって!
■ カズキヨネ(キャラクターデザイン)
ベビーフェイスでふわふわな栗毛の大槌カイ君、意外と高身長なんだね…?! と驚きつつ、とても辛い経験をしながらも地元を愛し尽力する彼の短編アニメーションがどんな作品になるのか、一ファンとしてとても楽しみです。
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