「努力は必ず報われるか?」という質問にどう答えるか。おそらく、努力が報われた経験を多く持つ人は「はい」と答え、絶対に報われたい場面で努力に裏切られた経験を持つ人は「いいえ」と答えるのではないだろうか。
神奈川県の40代女性は「努力が報われない人のほうが多いはず。努力が報われた人は『ラッキーなだけ!報われて良かったね』といつも思う」と綴り、
「スポーツ選手の『練習は裏切らない』という台詞も嫌い!血ヘドを吐くほど努力している人は山ほどいるけど、大半は報われないから。努力が報われる選ばれし者は、ある意味、才能!みんながみんな報われるなら、誰も不幸にはなっていないはず」
と切実な胸の内を明かしている。(文:大渕ともみ)
受験に失敗した女性「必死に頑張っても目標を達成できないことはあります」
20代の女性は「必死に頑張っても目標を達成できないことはあります」と語る。なぜなら受験に失敗し、滑り止めの大学に進学した経験を持つからだ。「悔しい思いで大学生活を過ごしました」というが、振り返ってみると悪いことばかりではなかった。女性は
「そこで何ができるかを考えながら必死に勉強をしたので、首席で卒業できました。結果的に、その大学に来てよかったと思います」
と打ち明ける。さらに、「受験に失敗したからこそ、今の自分がある」といい、「努力は後悔しない人生を送るための、一つの行動に過ぎないと思います。報われるというよりも、次のステップのための通過点」と持論を述べた。
「まずは『努力をしないと始まらない』という思いで、4月からの新社会人生活も頑張りたいと思います」
と力強く決意を述べる女性。"努力は必ず報われると信じる人"は、"報われるまで努力を続けられる人"なのかもしれない。
「努力は成功を保証しませんが、最低限、必要な条件です」
奈良県の50代男性は「努力は成功を保証しませんが、最低限、必要な条件です」と主張する。また、「努力は量よりも方向のほうが大事です」とも付け加えた。
「努力しても伸びない場合には、量を増やすだけの"安易な努力"をしているのではないでしょうか。私は治療院を経営しています。以前、『努力しても伸びない』という剣道の選手がいらっしゃいました。彼は素振りの回数を増やすばかりで、今までやっていたことを変えず、努力の量を増やしているだけだったのです」
そこで、男性が「いろいろな振り方を試す」「動画で相手の動きを研究する」など努力の方向性を提案したところ、選手は「伸び始めた!」と喜んだという。
「私自身、開業初期は『腕を上げる』ことだけに集中していて、経営がうまくいきませんでした。マーケティングや心理学など、幅広い知識を得る努力をしてから、経営が回るようになっていきました。報われたいのなら、視界を広げ、しっかり考える方向での努力が欠かせないと思います」
努力が報われる人は"量"にこだわらず、さまざまなやり方で試行錯誤を繰り返す傾向にあるようだ。
※キャリコネニュースでは引き続き
【緊急アンケート】「努力は必ず報われる」?のほか「不労所得がある人」や「モンスター新人目撃談」などのアンケートを募集しています。