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エリザベス女王、95歳誕生日に夫の死後初のメッセージ「皆様の支援と思いやりに感謝」

2021年04月22日 12:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

95歳の誕生日を迎えたエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2021年4月21日付Instagram「Today is The Queen’s 95th birthday.」』のスクリーンショット)
現地時間21日に95歳の誕生日を迎えたエリザベス女王が、夫・エディンバラ公フィリップ王配の逝去後初となるメッセージを公開した。現在女王は喪に服しているため、誕生日当日はウィンザー城で静かに過ごした。また恒例の祝賀式典なども中止された。

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エリザベス女王が誕生日を迎えた英時間21日朝、バッキンガム宮殿の公式SNSが女王の写真を公開した。投稿には「本日は女王陛下の95歳の誕生日です」として、以下のような言葉が綴られた。

「女王は1926年4月21日、ロンドンのメイフェアにあるブルトンストリート17番地で生まれました。後のジョージ一世とクイーンマザーとなる、ヨーク公爵と夫人の第1子です。」

「現在王室はエディンバラ公フィリップ王配の死に伴う喪中のため、女王陛下は今年の誕生日をウィンザー城で過ごします。」

エディンバラ公フィリップ王配が英時間9日に逝去後、王室は2週間にわたり喪に服している。葬儀は17日に営まれたばかりだ。女王は誕生日もウィンザー城で静かに過ごしたが、少数の王室メンバーが女王を訪問したもようだ。

また投稿には、女王が2020年2月に英国情報局保安部(MI5)の本部に公務で訪れた際の写真が添えられた。パープルのジャケットと帽子を着用した女王がほほ笑む1枚だ。

フォロワーからは「お誕生日おめでとうございます」といった言葉や、女王を思いやるこのようなコメントが多数届いた。

「女王陛下万歳! 陛下のご治世が長く続きますように。」
「心からお祝い申し上げます。困難な時期を過ごす女王のことを思っています。」
「フィリップ王配がそばにいないという、いつもと違う状況で過ごさなければならないことに同情します。今日は皆が女王のことを思っていますよ。」


この投稿の数時間後、宮殿のSNSは王配の逝去後初めてとなるエリザベス女王からのメッセージを公開した。女王は「本日95歳の誕生日を迎えるにあたり、多くのお祝いのメッセージを頂いたことを感謝しています」と綴り、このように続けた。

「私達家族が悲しい時期を過ごす中、英国や連邦国、そして世界中の人々が夫を追悼してくれるのを見聞きしたことは、私達の慰めになりました。」

「私と家族は、ここ最近の皆様が見せてくれた支援と思いやりに感謝を述べます。私達は深く感激し、フィリップが生涯を通じて数えきれないほどの人々に並外れた影響を与えていたことを痛感しています。」

現在の女王は少数のスタッフと共にウィンザー城に滞在しているが、今後数日間は王室メンバーが交代で女王のもとを訪れることに同意したという。最初の訪問者は、女王の第2子アン王女と第4子エドワード王子の妻ソフィー妃だったと伝えられている。


『Mirror Online』の情報筋は「女王は孤独にはなりません。彼女のことを心の底から心配し、最もつらい時間を過ごす女王を支えたいと思う人々がいるのです」と明かした。

移住先の米国から葬儀に駆けつけたヘンリー王子は、女王の誕生日前日に飛行機でカリフォルニア州に戻ったことを『Daily Mail Online』が報じた。

なお毎年、エリザベス女王の誕生日にはロンドンのハイドパークとロンドン塔で礼砲が撃たれるのが伝統だが、王配の逝去により儀式は中止された。6月の女王の公式誕生日を祝う式典「トゥルーピング・ザ・カラー」も昨年同様、例年どおりには開催しないことが発表されている。

画像は『The Royal Family 2021年4月21日付Instagram「Today is The Queen’s 95th birthday.」、2021年3月14日付Instagram「To all Mums everywhere, we wish you a very special Mother’s Day.」、2020年5月1日付Instagram「Just as the WI played its part in the war effort in the 1940s, I know that in the weeks and months ahead you will make a remarkable contribution to the home effort.」、2021年4月21日付Instagram「The Queen’s message to people across the world who have sent tributes and messages of condolence following the death of The Duke of Edinburgh.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)