2021年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今季初優勝を飾った。
フェルスタッペンは3番グリッドからインターミディエイトタイヤでスタート、すぐさまポールポジションのルイス・ハミルトン(ハミルトン)をパスし、トップに立った。27周目にミディアムタイヤに交換、赤旗後から最後までもミディアムタイヤで走り、ミスで後退したハミルトンを寄せ付けることなく優勝を獲得した。
ハミルトンは2位に入り、ファステストラップも記録したため、第2戦終了時のドライバーズランキングでは、フェルスタッペンは1点差の2位となっている。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
チームとホンダの全員にとってとてもうれしい勝利だ。カギとなったのは、スタートの蹴り出しが素晴らしかったことだと思う。去年はウエットコンディションでの発進にいつも苦労していたから驚いたよ。懸命に改善に努めてきた結果だね。
本当に大変なコンディションで、序盤は特にひどかった。コース上から飛び出さないように走ることだけでも大変だったんだ。でも問題に見舞われずに済んだ。
今日のパフォーマンスを“支配的”と表現したくはない。ルイスはぴったり後ろについてきていたし、インシデントで後退した後、2位まで戻ってきた。つまり、彼らのマシンはとても速いということになる。
僕たちが勝てたのは、タイヤに関して正しいタイミングで正しい判断をしたからだと思う。チームはこの難しいコンディションのなかですべてをうまく管理してくれた。タイヤのデグラデーションがひどくなってくるなかで、スリックに履き替える正しいタイミングを選ぶのは簡単なことではない。でも今日はうまくやれたと思う。
リスタートの時にタイヤを温めようとして一瞬体勢を崩したけれど、幸いスピンしないで済んだ。
(メルセデスとは)僅差だと思うから、さらに改善するための努力が必要だ。それでも今日はこの結果にすごく満足している。次のポルティマオは素晴らしいサーキットだから楽しみだし、その次は皆が熟知しているバルセロナだ。今後どういうパフォーマンスを見せられるかは分からないが、今のところ一年をいい形でスタートしたと言っていいだろう。
(自身の公式サイトに語り)圧勝したとは考えていないけれど、すべてを適切にこなした。スタートも戦略も成功だったし、トラブルにも巻き込まれなかった。それが勝つために必要なことだ。それでも今後も勝てるという保証はないから、常に改善し続けていかなければならない。