2021年F1第7戦カナダGPが中止になる見通しであるとカナダのメディアが伝えた。しかしF1側は現在もプロモーターと交渉中であるとコメントしている。
今週、カナダの公共放送局が運営する『Radio Canada』は、6月13日にモントリオールで予定されているカナダGPについて、2年連続で中止される模様であると報じた。モントリオールおよびケベックの保健省が、グランプリを開催する場合の新型コロナ感染拡大のリスクについて意見の一致をみておらず、無観客開催の形態であっても安全という判断が下されていないということだ。
しかしエミリア・ロマーニャGPの会場イタリア・イモラにおいて、F1のスポークスパーソンは、中止決定という見方を否定、現在もカナダGP関係者との話し合いを続けているとコメントした。
「カナダのプロモーターと今も協議を続けています。それ以上お話しすることはありません」とF1広報担当者はコメントした。
状況から考えて、開催する場合は無観客の形を採らざるをえなくなりそうだが、そうなるとプロモーターはチケット収入などを得られず、地元政府が追加の負担をしなければならなくなる。
今年のカナダGPが中止になった場合、代替イベントとしてはトルコGPが有力であるとみられている。第6戦アゼルバイジャンの翌週であり、移動の面を考えるとトルコが適しているためだ。