一度でも、ギャンブルという名の"沼"に足を踏み入れてしまうと、そう簡単には抜け出せないようだ。20代男性(サービス系/年収300万円)は「かれこれ8年くらい、パチンコとスロットにハマっている。次第に借金も膨れ上がってきているが、それでも打ちに行ってしまう」と実情を明かす。30代女性(パート・アルバイト/年収100万円)からも、
「4円パチンコ歴16年くらい。今までに300万円以上は使っていると思います」
という声が寄せられている。当たりは大きいが、その分のリスクも伴うのが4円パチンコの宿命か。今や1円パチンコを打つ人も増えているなか、4円パチンコ一筋とは"生粋のギャンブラー気質"といえるだろう。40代男性もその1人だ。(文:鹿賀大資)
「一番はお金を持たないってことですかね」
サービス系の会社で働く男性は、年収300万円。「何だかんだ約20年で数百万円は使っている」と明かす。そんな男性がギャンブルをやめたいと思う瞬間は、「給料を1日ですべて使い果たした時とか、サラ金の限度額まで使ってしまった時」だそうだ。しかし、
「イライラして何もすることがない時には行ってしまいますね。やめたい気持ちはありますが、なかなか実行に移せません。一番はお金を持たないってことですかね」
と書いている。金の切れ目が沼から脱出する最大のチャンスといったところか。
「スロットを始めてから15年ほど経ちます」と語るのは、専門コンサル系の企業で年収900万円を稼ぐ30代男性。一見すると高給取りの部類だが、実はギャンブル依存症に苦しんでいるという。
「正確な履歴はありませんが、少なくとも今までに500万円程度は使ってしまっていると思います。1日に5万円ほど負けた時は、『このお金があれば別の何かが出来たんじゃないか』と心の中で猛省。しかし依存症なので、家族に嘘をついてでもパチンコ店に行ってしまいます」
週末はギャンブル三昧「この生活を卒業しない限り、結婚もできない」
20代男性(メーカー/年収400万円)は、大学時代に友人とパチンコをしたのがきっかけで、今では休日のルーチンが「ギャンブル三昧です」という。これまでパチンコなどに投じた総額は約100万円。土日の生活スタイルについて「朝からパチンコ屋で競馬中継を眺めるのが毎週の定番になっています」と続ける。
「『やめよう、やめよう』とは思っています。でも土日にやることもないので、何となくパチ屋に行っては毎回5万円くらいすっています。社会人2年目になったばかりで、貯金は100万円ほどです。そうは言っても、いい加減この生活を卒業しない限り、結婚も出来ないのではないかと不安になります」
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