トップへ

「ボッテガ・ヴェネタ」ベルリンの人気クラブBerghainで新作発表 一般公開は数ヶ月後

2021年04月12日 17:51  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ベルグハインで行われた「SALON 02」の来場者 Image by: Getty Images
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が4月9日、ベルリンのナイトクラブ ベルグハイン(Berghain)を会場に、2021年秋冬コレクションにあたる「SALON 02」を限られた招待客向けに発表した。

 ボッテガ・ヴェネタは昨年、コレクション発表形式を刷新。第1弾として、2021年春夏コレクションにあたる「SALON 01」を昨年10月に少数のゲストのみを招いたサロン形式で発表した。発表後すぐに情報を一般公開する通常のコレクション形式とは異なり、SNS投稿やメディアによる報道は行われず、コレクションの情報が公になったのはショーの2ヶ月後の12月だった。
 ロンドンのサドラーズウェルズ劇場で行われた「SALON 01」に続く今シーズンの会場となったのは、テクノの聖地として有名なベルリンのナイトクラブ ベルグハイン。名物バウンサーが入場客を選別する厳しい入場ポリシーでも知られており、クラブ内は撮影禁止、さらに鏡など自身の姿が確認できる物は排除されているなど、音楽に没頭できる空間が用意されているという。自己を掘り下げる環境が整いエクスクルーシビティが存在する空間は、SNSアカウントを閉鎖し没頭するような体験に重きを置く「ボッテガ・ヴェネタ」のヴィジョンにも重なるようだ。
 なお、ベルグハインは新型コロナウイルスの影響でクラブ運営は一時休業し、昨年9月からはアートギャラリーとしてスペースを活用している。
 4月9日、SALON 02の会場には、スケプタ(Skepta)、ステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、ハニー・ディジョン(Honey Dijon)といった面々に加え、ベルグハインの名物バウンサーとして知られるスヴェン・マルクワルト(Sven Marquardt)が来場。なお、SALON 01の時と同じく、今回のコレクションについての詳細が明かされるのは数ヶ月後となっている。