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近鉄と「ロボ団」コラボ校が大和西大寺駅に - 体験イベントを公開

2021年04月12日 07:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
近畿日本鉄道と「ロボ団」のコラボ校「ロボ団 Supported by KINTETSU」大和西大寺駅校で4月11日、プログラミング体験イベント「ロボットプログラミングでわくわく近未来鉄道」が開催された。小学3年生以上を対象としたイベントで、当日は小学生3名が参加した。

近鉄はロボットプログラミング教室「ロボ団」を運営する企業「夢見る株式会社」と協力関係にある。実際に近鉄がサポートした「ロボ団」が近鉄沿線で展開。5月に開校予定の「ロボ団 Supported by KINTESTU」大和西大寺駅校は、以前にも増して近鉄とタッグを組んでいる。教室内には近鉄特急が描かれており、近鉄との協力関係がうかがい知れる。

「ロボ団」と協力する近鉄には、2つのねらいがあるという。ひとつは「ロボ団」が行う鉄道に関連したプログラミング教育により、こどもたちに鉄道と近鉄に興味を持ってもらうこと。また、近鉄沿線で「ロボ団」を展開することにより、教育が充実した「文教地区」というイメージを沿線に植え付ける。鉄道会社の経営において、沿線価値の向上はキーポイントになっているが、近鉄もさまざまなアプローチで取り組んでいることに気づかされる。

今回行われた「ロボットプログラミングでわくわく近未来鉄道」は、入校前の体験イベントという位置づけに。電車ロボットを使った2時間のプログラムが実施された。

最初に簡単な電車の動くしくみを先生から教わった後、こどもたちは電車ロボットづくりにチャレンジ。タブレットに映し出された説明書と、先生からのアドバイスを参考にしつつ、真剣な表情で電車ロボットづくりに励んだ。

電車を組み立てた後、人間の脳にあたる「インテリジェントブロック」を上部に設置。先生から「ぴったり半周、1周動かすには?」という題目を与えられ、タブレットで簡単なプログラミングづくりに挑戦した。作成したプログラミングを通じて、タブレットから電車ロボットへ指示を与える。

指示通りに電車ロボットが動くと、こどもたちからは「うぉー!」と驚きの声が。2時間という長丁場であったが、生き生きとした表情も見せつつ、プログラミングの作成に取り組んでいた様子だった。

「ロボ団」によれば、プログラミングを学ぶことで、こどもたちの将来の選択肢が広がるだけでなく、社会人で必要になる思考力や、仲間との協同も育まれるという。「ロボ団」に通う生徒の中には、ロボコン世界大会の出場者もいるそうだ。

体験イベントは「ロボ団」サイトにて随時受け付けている。さらに、大和西大寺駅に設置された駅案内AIロボット「アリサ」とのコラボも検討されているとのこと。(新田浩之)