2021年のスーパーGTの第1戦決勝レースが4月11日、岡山国際サーキットで行われ、スーパーGT GT300クラスはディフェンディングチャンピオンのリアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が優勝を飾った。2位にLEON PYRAMID AMG、3位に埼玉トヨペットGB GR Supra GTが入っている。
全車がノーウエイトで挑む第1戦、前日10日に行われた公式予選でポールポジションを獲得したのはGAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組)だった。フロントロウには埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰組)が並んだ。2列目にはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟組)、リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/J-P.デ・オリベイラ組)という昨年ランキング上位に並んだマシンが、2021年シーズン初戦の予選でも好位置につけた。
一方、トップのGAINER TANAX GT-R安田、2番手の埼玉トヨペットGB GR Supra GT川合が0.3秒差と接近するなか、6周目のヘアピンコーナーで30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの永井宏明が、Yogibo NSX GT3とGT500クラスのau TOM’S GR Supraの2台に前後挟まれるかたちとなりスピンを喫する。リヤカウルにダメージを負った30号車は自力で再スタートを切ることができず、7周目にセーフティカーが導入された。
11周目に再スタートを迎えてからもGAINER TANAX GT-Rと埼玉トヨペットGB GR Supra GTの首位争いは続いた。トップ2台が1秒差のなかで周回を重ねるなか、リアライズ日産自動車大学校 GT-RとLEON PYRAMID AMGの3番手争いも1秒差以内続いた。
6台がステイアウトを選択したなか、セーフティカー導入時点で、リアライズ日産自動車大学校 GT-Rが実質のトップに浮上。その背後にLEON PYRAMID AMG、さらに埼玉トヨペットGB GR Supra GT、muta Racing Lotus MC、GAINER TANAX GT-R、たかのこの湯 GR Supra GTが続いた。