坂口夏月の乗るグランシード ランボルギーニ GT3がアウトラップでスピンを喫する場面も見られたなか、真っ先に1分25秒台に入れてきたのはmuta Racing Lotus MCの加藤寛規で1分25秒887を記録。そのタイムをたかのこの湯 GR Supra GTの堤優威が1分25秒866で上回り、Q1 A組をトップで終えた。
Q1を突破した8台は、244号車たかのこの湯 GR Supra GT、2号車muta Racing Lotus MC、65号車LEON PYRAMID AMG、88号車JJLOC ランボルギーニ GT3ランボルギーニ GT3、10号車GAINER TANAX with IMPUL GT-R、48号車植毛ケーズフロンティア GT-R、96号車K-tunes RC F GT3という顔ぶれになった。
■Q1 B組:引き続きトップタイムはGRスープラ
続いて行われたQ1 B組セッションでもグリーンシグナル点灯とともにほぼ全車がコースイン。
まず初めに1分26秒台にタイムを上げたのはARTA NSX GT3の高木真一、しかし、その直後には埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が1分25秒989を記録する。各車がラストアタックを行うなか、SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹が1分25秒955でトップに浮上する。その後も吉本のタイムを上回るマシンは現れず、Q1 A組に続きB組でもトヨタGRスープラGTがトップタイムをマークする展開となった。
Q2進出を決めた8台は60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、ARTA NSX GT3、5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号、11号車GAINER TANAX GT-R、31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、21号車Hitotsuyama Audi R8 LMSとなった。
■Q2:GRスープラを退け、GAINER TANAX GT-RがPP獲得
16台によるGT300クラス予選Q2は14時53分にスタートを迎えた。続々とコースインしていくなか、ゲイナーの2台はコースインのタイミングを計る。各車入念にタイヤに熱を入れるなか、セッションも残り4分となったところで、今大会がスーパーGTデビューレースとなるARTA NSX GT3の佐藤蓮が真っ先にアタックを開始し、1分26秒292を記録。その直後からLEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥、SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑らが続々と1分25秒台に入ると、続いて埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が1分25秒362の好タイムを記録してトップに浮上する。
そのまま吉田のGRスープラがポール獲得かと思われたセッション終盤、GAINER TANAX GT-Rの平中克幸が1分25秒275を記録してトップに浮上する。続いてQ1 A組でトップタイムを記録したたかのこの湯 GR Supra GTがチェッカーギリギリのなか、逆転を狙いアタックを敢行も、セクター3走行中にアタックをやめてピットに戻っていった。
これにより、GT300クラスのポールポジションはGAINER TANAX GT-Rが獲得。フロントロウに埼玉トヨペットGB GR Supra GTが並んだ。3番手にLEON PYRAMID AMG、4番手にディフェンディングチャンピオンのリアライズ日産自動車大学校 GT-R、5番手にたかのこの湯 GR Supra GTが続いている。