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ヘンリー王子・メーガン妃夫妻、ウェブサイトでフィリップ王配を追悼 王子は故郷に帰国か

2021年04月10日 14:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

最愛の祖父の死を受け、1年以上ぶりに帰郷すると見られるヘンリー王子(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』のスクリーンショット)
英時間9日、エリザベス女王の夫フィリップ王配の逝去を受け、米カリフォルニアに移住した孫のヘンリー王子とメーガン妃夫妻がウェブサイト上で祖父を追悼した。ヘンリー王子は葬儀に参列するため、1年以上ぶりに母国イギリスへ帰国すると見られている。

感染症の治療や持病手術のため、今年2月から過去最長となる28日間を病院で過ごし、先月16日に退院していたエリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配が、現地時間9日に99歳で逝去した。これを受けイギリス王室公式SNSは、王配のモノクロ写真とともに追悼文を掲載、長男のチャールズ皇太子とカミラ夫人、孫のウィリアム王子とキャサリン妃夫妻がそれぞれの公式SNS「クラレンス・ハウス」「ケンジントン・ロイヤル」に同じ写真と声明文を投稿した。またこれまで笑顔のロイヤルメンバーの写真が使用されていたSNSのアイコンも、追悼の意を表して紋章やイニシャルのモノグラムへと変更されている。

そんな中、正式に王室を離脱した孫のヘンリー王子とメーガン妃夫妻の動向に注目が集まっているが、夫妻はこの日、公式ウェブサイト「Archewell.com」にてフィリップ王配を次のように追悼した。

IN LOVING MEMORY OF
His Royal Highness
The Duke of Edinburgh
1921-2021
THANK YOU FOR YOUR SERVICE...YOU WILL BE GREATLY MISSED.

グレーの単色に白い文字でそのように記した夫妻。フィリップ王配のこれまでの貢献や偉大な功績を偲ぶとともに、祖父の死を惜しんだ。王配はヘンリー王子が12歳で母ダイアナ妃を失った際、孫を悲しみから紛らわせるために大いに尽力したとされ、「女王を笑わせる能力は天下一品」とユーモアのセンスに定評のある王配とヘンリー王子は、これまで公務中に笑顔でジョークを飛ばし合う姿なども度々目撃されてきた。

ヘンリー王子はそんな親しい関係にあった祖父とは、移住後も度々Zoomで近況を報告し合っており、2月に出演したアメリカのトーク番組では、ビデオ通話での別れ際にフィリップ王配が毎回「退出する」をクリックする代わりにノートパソコンをいきなり閉じてしまう―と微笑ましいエピソードを披露していた。しかし3月にオプラ・ウィンフリーのインタビューが放送された際には、当時入院中だった王配への配慮が足りないとして非難の声があがっていたのも事実だ。

フィリップ王配の葬儀はウィンザー城の聖ジョージ教会にて執り行われる予定で、ヘンリー王子も愛する祖父に最期の別れを告げるため、1年以上ぶりに故郷へ帰国したい意向のようだ。パンデミックの影響を受け、海外渡航については世界的に厳しい規制が敷かれているが、ヘンリー王子の親しい関係者は『Mail Online』に対し、

「ハリーは最大限の努力を尽くし、イギリスへの帰国を試みるでしょう。」
「この辛い時期にハリーは何よりもまず家族、とりわけ祖母(エリザベス女王)のために尽くしたいのです。」

と明かしている。現在第2子を妊娠中の妻メーガン妃については「渡航が安全かどうか、医師の指示を仰ぐ必要がある」とのことだが、『Mail Online』はヘンリー王子のプライベートジェットの使用や、王室メンバーという特権から入国後10日間の隔離ルールを免除される可能性などもあわせて伝えている。

王室内における確執や人種差別といったプライベートな内容をテレビ番組で散々暴露したばかりとあって、このたびのヘンリー王子の帰国については様々な意味で注目が集まっている。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』『Clarence House 2021年4月9日付Instagram「It is with deep sorrow that Her Majesty The Queen has announced the death of her beloved husband, His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)